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江戸こぼれ話 笑左衛門残日録

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2021年12月13日
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     ​​​浮説  伊賀の蜜謀消えた徳川御用金 2​​
     

 
​​       ​江戸城大評定​​
    
  徳川慶喜は大政奉還(政権を 朝廷に奏上 )をした後も、天皇家の下で一大名として徳川家は残り、
  『幕府がなくなっても結局は徳川が政治を動かしていくんだ』
 という甘い考えを持っていたのだが、
長州、薩摩の新政府軍はこれを許さず、旧幕府軍を排除すべく戦いがおこった。鳥羽、伏見の戦いであり、戊辰戦争であった。
 戦いは維新政府軍の圧倒的な勝利に終わり、
徳川慶喜は主力部隊を大阪に残したまま、逃げるようにして、海路江戸へ帰ってしまったのである。
 戊辰戦争が始まると、伊賀を支配していた藤堂家は新政府軍の先手として戦い、徳川幕府側から裏切り者と批判された。
 江戸の伊賀者にも徳川家から裏切の疑惑の目が向けられたが、黒破多呂兵衛率いる、伊賀の衆は徳川家の下で250年もの間、生かされてきた恩義もあり、そうですかと、徳川を捨てて、簡単に新政府軍に下ることはしなかった。かといって、徳川幕府の終焉は見えていた、江戸の伊賀忍鴉組はどの道を選ぶべきか苦慮していたのである。
  徳川慶喜が帰ってきた江戸城内では、決戦を挑む主戦論派と、無条件降伏して徳川300年の歴史を終わらせる恭順派が真っ二つに割れ、激しく対立していたのだった。
  徳川慶喜は50畳敷の大広間に家臣を集め大評定行っていた。
  老中小笠原長行、水野忠誠、会津藩主松平容保、勘定奉行小栗忠順、軍艦奉行榎本武揚、陸軍奉行大鳥圭介、元軍艦奉行勝海舟ら、徳川の重臣が顔を揃えていた。
   勘定奉行小栗上野介忠順は榎本武揚、大鳥圭介、水野忠徳らと徹底抗戦すべしと訴えた。
  ~薩長軍が箱根を降りてきたところを陸軍で迎撃し、同時に榎本率いる旧幕府艦隊を駿河湾に突入させて艦砲射撃で後続補給部隊を壊滅させ、孤立化し補給の途絶えた薩長軍を殲滅する~という挟撃策を提案したのだった。
  後に、この作戦を聞いた新政府軍の軍事指導に才腕をふるっていた大村益次郎は、
 「その策が実行されていたら今頃我々の首はなかったであろう」として恐れた戦術であった。

   つづく  朽木一空





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最終更新日  2021年12月13日 10時30分06秒
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