カテゴリ:読書
最近本をたくさん読んでいます。
元々、子供の頃から本が好きで、朝から晩までご飯も食べずに図書館にいたことがあります。 耽読?ていうのでしょうか・・・ シリーズものや、上下巻セットなんかを読みはじめるとやめられなくなって、徹夜したことが何度もあります。 学生時代、帰省中の新幹線の中で推理小説を読んでいたら結末が気になって新神戸で降りられなくなり、岡山まで乗り過ごしたことがあります。 論説文や評論とかあまり難しい本は好きでなく、純文学よりも文芸ものが好きです。 (芥川賞よりも直木賞って感じ・・・) このところ、出張に行くことが多くなったり、雨が多いので通勤時バスを使うため、空き時間が増えました。 仮眠をとったりするのは好きでないので、本を読んでいます。 今日は、「夏の庭」 湯本 香樹実 を読みました。 小学6年の夏、ぼくと山下、河辺の3人は、「人が死ぬ瞬間を見てみたい」という好奇心から、町外れの家に住むおじいさんを見張ることにする。散らかったゴミ、荒れ放題の庭・・・夏休みの塾やプールもそっちのけで、塀越しに観察したり、尾行したりする。一方、観察されていると気づいたおじいさんは、憤慨しつつもやがて少年たちの来訪を楽しみに待つようになる。招き入れられた家で、ぼくたちはおじいさんからいろんなことを学び、いろんな話を聞く。ぎこちなく触れあいながら、少年達の悩みとおじいさんの寂しさは解けあい、忘れられないひと夏の友情が生まれる。 いつか僕は、それまで気づかなかったものや見失いかけたものが心の中ですがたをあらわすようになる・・・ この本は、いわゆる「ジャケ買い」です。 私くらいの世代で、LPレコードを購入した人には経験があるかと思いますが、ジャケット写真や絵に一目惚れして、中身も確認せずに衝動買いしてしまうやつです。 この本は、新潮文庫の「限定スペシャルカバーセット」です。 本屋に平積みされていたのですが、カッコイイですよね。 銀色の「雪国」 金色の「金閣寺」 には参りました。 でも、持っている作品が多くて買えませんでした。 その中で、未読で「読んでみたい」と思ったのがこの作品でした。 人によって感想はいろいろあるのでしょうが、読後に心地よい涼しい風が心を優しく撫でて通り過ぎていきました。 子供にも読ませたくなりました。子供が読むと、感じ方が違うのでしょうね。 読んだ後の感想を話し合ってみたいものです。 私には本を読み出すと、やめられなくなる悪い癖があります。 一冊読むと、同じ作者のほかの作品が読みたくなる・・・ レジに行く前に、ふと目にした平積みの本が気になり、次の来店時に購入してしまう・・・ 自分と同じ感じ方をしている書評や後書きの作家の本を読みたくなる・・・ スイーツと違って太りませんし、ブランド物アクセサリーほどお金はかかりませんが、少しずつ、でも確実に書斎が狭くなっていくのは確かで、奥さんの機嫌が悪くなります。 せめて、文庫本にしてスペースを節約するのが、私に出来る精一杯のでしょうか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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