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テーマ:将棋について(1295)
カテゴリ:将棋
1995年に発売されたスーパーファミコンソフト羽生名人のおもしろ将棋は当時6冠だった羽生善治名人(当時)が初めて家庭用ゲームに登場した作品である。プロ棋士の名前を冠した将棋ゲームについては谷川浩司九段や加藤一二三九段らがすでにソフトを出していたが、名人となって満を持してゲーム市場に参戦することになった。翌年にはNINTENDO64 ソフトとして最強羽生将棋が発売されている。 この将棋ソフトは本将棋のみならず、様々な独自の将棋系ゲームが収録されている。最強羽生将棋ほどではないが羽生九段の過去の名局22局が本人の解説付きで鑑賞できるとのこと。棋力のレベルは入門から上級までの4レベル。これはこのソフトを開発した山下宏氏がすでに世に出しているAI将棋シリーズ(PS版)と同様の設定。スーパーファミコンソフトとしては強い方だとのこと。まず入門レベルからやってみる。時間設定も細かくできるのだが、とりあえず私もコンピューターも無制限とする。私が先手、コンピューターが後手である。 終了日時:2024/02/05 12:15:10 先手:私 後手:羽生 入門 ▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲2六飛 △6二銀 ▲1六歩 △3二金 ▲3六飛 △2四歩 ▲同 歩 △同 角 ▲7六歩 △2二歩 ▲5八玉 △3五角 (第1図) 飛車先を伸ばし、後手の△3三角に対し、▲2六飛と浮き飛車に構える形は浮き浮き飛車と呼ばれている変則戦法である。それに対し、△3二飛、△2二飛、△3二銀とすると、後手振り飛車、△8四歩とすると相居飛車となるのだが、△4四角と角を覗かせる手もある。しかし、コンピューターの手は△6二銀と今まで遭遇したことのない手だ。先手の私は手探りの状態が続くが、後手は第1図の局面では飛車角交換を迫る△3五角とした。 第1図(△3五角まで) 第1図より ▲3八銀 ここは同飛と飛角交換をしても1局の将棋なのだが、本譜のように▲3八銀、または▲7八金も有力。 △4一玉 ▲4八玉 △5二金 ▲1五歩 △8四歩 ▲3五飛 △同 歩 ▲5六角 (第2図) 第2図(▲5六角まで) 第2図より △4二銀 第2図よりは△8五歩、△2六飛などの手が有力 本譜に戻り△4二銀以下 ▲1四歩 △8五歩 ▲1三歩成 △同 香 ▲同香成 △同 桂 ▲1四歩 △5四香 ▲1二角成 △2五桂 ▲3四馬 △2八飛 ▲2七歩 △8六歩 ▲同 歩 △8七歩 ▲7七角 △8八歩成 ▲同 銀 △3七桂成 ▲同 桂 △3六歩 ▲2五桂 △1八飛成 ▲1三歩成 △3七歩成 ▲同 玉 △5七香成 ▲2二と △3六歩 ▲同 玉 △1六龍 ▲2六香 △3五歩 ▲同 玉 △3一金 ▲同 と △同 玉 (第3図) 第3図(△3一同玉まで) 第3図より ▲2二金 第3図からは▲3三桂不成△同 銀 ▲3二金 △同 玉 ▲3三角成 △4一玉 ▲3二銀(参考1図) の詰みがあった。 参考1図(▲3二銀まで) 本譜に戻り、△2二金以下 ▲3二銀 △4一玉 ▲3三桂打 △5一玉 ▲3二金 △3三銀 ▲同角成 △6一玉 ▲4二金 △8六飛 ▲5二金 △7一玉 ▲8七歩 △8五飛 ▲7五金 △同 飛 ▲同 歩 △4四金 ▲同馬引 △同 歩 ▲6一飛 △8二玉 ▲6二飛成 △8三玉 ▲8五銀 △4三桂 ▲同 馬 △3四歩 ▲同 馬 △1三角 ▲2四桂 △同 角 ▲同 玉 △1二桂 ▲3五玉 △2五龍 ▲同 香 △4三桂 ▲同 馬 △3四歩 ▲同 玉 △6四歩 ▲8二飛 まで107手で先手の私の勝ち 次回は違う戦法で試してみたい。
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最終更新日
2024.02.05 19:07:32
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