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中村晃一ブログ Koichi NAKAMURA

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2009年08月16日
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風鈴

お盆も終わると、夏がこれから終盤に向かっていくんだなあという気がします。
本当の気候はこれからが大変だったりもするんですけど、まあなんというか気持ちのうえで。

夏が過ぎ行くのはなんとなく寂しいものですよね。どうして他の季節と比べても夏というのは名残惜しいのでしょうか。


「ちりーん。」

いくつもの夏の風物の中でも、私がもっとも季節を感じるもののひとつが風鈴であります。
見た目も涼やかですけれど、魅力はやはりその音。五感で感じる夏ですよね。日本の文化の奥深さにあらためて思いを馳せてみたり。

もともとは風鐸(ふうたく)と呼ばれる中国の魔除けが発祥らしいです。建物の四方に取り付け吉凶を占う役割も果たしたとか。日本には鎌倉時代に既にそれを描いた絵画があるといいます。

江戸風鈴という、ガラスに金魚や花などを描いた球体のものが一般的なのでしょうか。
ガラス製のものは、300年程前に長崎のびいどろ職人が江戸にその技術を伝え、食器やかんざし等とともに風鈴がつくられるようになったそうです。

音で選ぶなら私はやはり南部風鈴ですね。
リーンと高く鳴るあの独特の余韻は、本当に音色が美しくて気持ちが良いです。


しかし私が子供の頃に比べると、風鈴を目にする機会も減ったように思います。
ひとつには一軒家が少なくなって集合住宅が多くなると、周囲への配慮が先に立つということもあるでしょう。ちりんちりん、鳴り過ぎるとうるさく感じることもありますから。
それからもうひとつ。
日本から「軒先」が減ったことが大きな原因として挙げられるのではないでしょうか。
軒先が減った、って別に建築物の柱が減ったとか窓が減ったとかいうわけではありません。ベランダに通じるサッシ窓だって「軒先」になり得るものですけれど、それが閉めきられエアコンで涼をとるような場合には「軒先」ではなく、外界の空気をシャットアウトする透明な壁になるということです。
物理的な快適さを追求していく生活は、昔から大切にされていた風情や情緒のようなものを意識しないうちに切り捨てているかもしれません。

エコロジーやスローライフといった言葉に表わされるように、一時の行き過ぎた物質主義には見直しの風潮があるように思いますから、私の好きな風鈴はこれからきっと復権してくれるでしょう。
製品づくりが活性化して、今まで聴いたこともないような美しい音の風鈴に巡りあえたりしたらきっと楽しいですよね。スマイル




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最終更新日  2009年08月16日 14時11分26秒


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