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中村晃一ブログ Koichi NAKAMURA

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2017年04月18日
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取扱高前年比+120%の200億ドル(約2兆1,700億円)、売上高65億ドル(約7,060億円)。

世界70カ国450都市以上でライドシェアサービスを展開するUber(ウーバー)が始めて開示した財務情報、2016年度の数字です。

楽天は同じくライドシェアサービスのLyft(リフト)に出資をしています。
米国に出張して、最も日本との違いを感じ本当に便利だと思うもののひとつがこのライドシェアサービス。

平たく言えば、個人が自分の車を使って、利用者を出発地へ迎えに行き目的地へ届けるというもの。
コンセプトはとてもシンプル。しかしそのUIやサービスの細部が本当に良くできているのであります。

アプリを立ち上げると、GPSで現在地を自動判別し地図が出ます。


自分が呼びたい車のカテゴリは4つから選べ、

・Line:相乗り
・Lyft:最もオーソドックスな配車。普通はこれでOK
・Plus:人数や荷物が多いとき用。大きなサイズのボックスカーなどが手配できます
・Premier:高級車。メルセデスとかレクサスとか、さまざま

というメニューになっています。
その右側に出る「4min」といった表示は、その車がどれくらいで現在地に呼べるかという所要時間を示します。

呼ぶ車のカテゴリを決めたら、"Add destination" のカラムを押して行き先を設定。
サジェスト機能がかなりいけているので、店の名前や住所の一部を入れると簡単に入力ができます。



行き先が定まると、現地までの料金が表示されます。この場合40ドル36セント。あらかじめ登録している自分のクレジットカードから引き落とされます。


"Set destination" を押して、"Request Lyft" を押すと手配完了。
何という名のドライバーが何の車で訪れるかが写真つきで表示されますので、到着したら声をかけて乗り込むだけ。

上の流れをドライバー側から見ると、

1.街中を流しているとスマートフォンにリクエストが来る
2.アプリ上で自分がやるよと手を上げる(リクエストをひろう)
3.サンノゼ空港にKoichiという人間が待っているという情報がわかるので、ピックアップしに行く

ということになります。

Lyftの真価はここから。
ドライバーは大抵ダッシュボードに自分のスマートフォンをセットして画面が見えるようになっているのですが、行き先Rakutenまでの道順がそこに表示されています。
行ったことのない場所でも、Lyftのアプリがナビゲートしてくれるというわけです。

極端な話、言葉を一言も発しなくても利用者は目的地にたどり着くことができてしまいます。
海外のタクシーに乗って行き先を説明するのに苦労した経験のある方多いのではないでしょうか。Lyftはその手間を一切省きます。
そして、目的地までの値段はいくらになるのだろうとか、最短の道順で走っているのだろうかとか、タクシーだと気になるかもしれないいくつかのことが全て解消された状態でドライブができます。

到着したら、お金を支払うことなく車を降ります。不慣れなチップの計算を、あわてて行なう必要もありません。
車を降りたらスマートフォンアプリに「ご乗車ありがとう通知」が来ます。そこには1ドル・2ドル・5ドル・Othersというチップの選択があるのでボタンを押して支払いを確定させます。
遷移する次の画面には、5段階で今利用したドライバーに対する評価を尋ねられますので、☆☆☆☆☆評価。任意でテキストコメントも入力可。

以上、であります。

利用するたびに少しずつアプリ細部のUIが良くなっていたりして、進化を続けている様子がうかがえるのも◎。

私は乗車のたびにドライバーに、「UberとLyft、両方使ってる?」と尋ねることにしています。
私自身の限られたサンプル調査によれば、併用ドライバーはおよそ8割。

どちらも使っていると答えたドライバーにはさらにこう聞きます。「どっちが良い?」

ここでLyftと答える人の割合、私自身の限られたサンプル調査によれば10割です。
「なぜ?」と問うと、

・ドライバー自身に支払われるコミッションの率がLyftのほうが良い
・チップの機能がある
・Lyftのほうが利用者の質が良い

こんな答えが返って来ます。

取扱高前年比+120%のUberに比べても、Lyftの方がなお急成長しているというのも、肌で感じられたりするわけです。

ちなみに私が聞いたところによると、ドライバー側にわかる情報は

・利用者の名前と顔写真
(FacebookのIDでログインしていてもそれ以上の情報はわからないそうです)
・払ったチップの額
・テキストコメントを入力した場合はその評価

だそうです。プライバシーに対する配慮も適度な距離感なのではないでしょうか。


日本でもLyftが早く使えるようになると良いのになあと切実に思います。スマイル











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最終更新日  2017年04月18日 21時24分35秒


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