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2009.07.01
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カテゴリ:映画日和

はねるのとびらを観ていたら上映時間が迫っていたのに気付かなかった。

まあた、やってしまった。

 

自転車で行ける距離で大体40分程度。

急いで行ったが、ちょっと見逃してしまった。

レイトショーで、朔日の上映って事もあって、料金が1000円と安かった。

それを狙って行ったのだが、迂闊だった。

 

本上映には然したる障りがないのが何よりの救い。

映画の内容はネタ晴れになるので、言わない。

 

印象に残った事を書き留めて擱こう。

 

新キャラ、マリが導入されたが、このキャラが入る事によって雰囲気が変わってしまった。

前回のもそうなのだが、テレビ版のとは丸っきし違う。

個人的にトウジの立場が…。

トウジがああでないとチルドレンとしての立場が…。 

 

それにアスカの名字が変わっている!

 

何!

式波って!?

三人のヒロインに共通する「波」の字が何かの鍵になるのだろうが…。

 

この話で一気に弐拾話分を消化したな。

内容はぐっちゃぐちゃだが、筋を通したなって感じ。

 

テレビ版エヴァは終始世界の事なんて関係ないと割り切っていた。

ずっとシンジやアスカ中心のモノローグ的構成だったのが、今回のシリーズを通してそんな物は隅に追い遣られた感じだ。

製作者が成長したのだろう。

視聴者も子供から大人になった。

当時5歳の子でエヴァ放送数えて15年として考えてももう20歳だ。

 

シンジ達は結局このエヴァを乗る事によって「仕事」とは何か、「役割」とは何かを知る事になる。

大人にならなきゃ考え付かない事だ。

加持リョウジが海洋生物見せたり、畑仕事を手伝わせたりするのも、ここら辺は昨今のエコ臭いのだが、人はとどのつまり、環境によって絆(ほだ)されるしかないのである。

 

早い話、テレビ版エヴァは未熟なのである。

シンジは環境の変化を理解して受け入れるものの、これは不思議な事に、その現在の空気には流されはしないというアクロバティックな術を身につけている。

雰囲気がグレンラガンっぽいんだよなあ。

目が螺旋の力を溜めているようで。

 

一度、その絶望を経験しているかのようだ。

テレビ版は破滅ルートを行ったが、今回の映画版はどうも順調ルートっぽいな。

映画はハッピーエンドにしなきゃ駄目なのだろうが、一度劇場版をやった事もあって、その破滅ルートを描いてしまったからなあ。

そういう轍は踏ませない。

テレビ版の終わりは謎だらけ。

とは言うものの、あれは全然謎でも何でもない。

NHKにようこそという作品があるが、漫画版の最終回は正にテレビ版エヴァそのものだった。

破滅に向かう世界での互いの全てを承認し合う傷舐め癒しエンドである。

それは外見的に、アスカが吐き捨てた「気持ち悪い」と同じである。

テレビ版のメタ突っ込みが映画版エヴァであり、回収出来なくなったエヴァをどう超えられるかが今回の課題である。

 

個人的にはエヴァの続編を「まほろまてぃっく」だと思っているんだけど。

本田透はエヴァの後継を鍵ゲーだと思っている様だが。

 

そのまほろまてぃっくも作品の世界を回収出来なくて尻すぼみで終わってしまった。

特別アニメと、連載を続けた漫画版で漸く終わらす事が出来たみたいだけど。

「この醜くも美しい世界」と言う作品もあったが、これは放り投げ出されたキャラの回収の為だろう。

 

日本アニメ(二次元コンテンツ)はエヴァ以降で括られる。

エヴァの回収は正に、まほろまてぃっくで美里優が自らが成長しなければ認められない世界に到達できないと言う事そのものである。

何だか判り辛いな。

前作の映画版ではシンジは変化する事を止めて自分のいた世界を切り離し、自分好みの世界の儘でいたいと言う引き籠りの選択をしてしまったのだ。

今回のエヴァはそんな事は無い様だ。

鍵作品と言えば、前までやっていたアニメCLANNADがあったが、これも変化する環境の中で運命を受け入れて成長するというダメ男の岡崎朋也の物語があった。

この作品はどうも、ギャルゲーを忌避してるんじゃないかと思う。

その事は散々語ったので今更言う事はない。

 

まほろまてぃっくもまた、一人前にならないと理想の人には近づけないという意味が込められているのだ。

 

本田透が「自殺するならひきこもれ」という本を書いていたが、これも引き籠ってばかりいる猶予は許されないみたいな事が書かれていた。

もっと詳しく書かれているんだけどね。

引き籠っていればそれだけ世間の感覚とずれ、勿論働きに出ないのでお金も食糧も底を尽きる。そして世間の風当たりも強くなってしまう。

 

誰も要らない人なんて居ないのだ。

誰かが誰かを必要としている。

 

自分と世界を繋ぐ端緒がこの作品にはある。

恐らくとも言えないが、どうなるかは分からない。

 

ヱヴァンゲリヲンを描き切った暁には、オタクコンテンツの終了の鐘が鳴る。

岡田斗司夫の「オタクはすでに死んでいる」が暗示しているかのようだ。






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Last updated  2009.07.04 04:37:00
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