ヱヴァンゲリヲンの劇場版がなんと日テレで地上波放送されていたのだ。
テレビ版は、テレ東だったのに。
嘗ての劇場版もまた、テレ東だったのに今や臍を噛む思いだろうなあ。
ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) 【Blu-ray disc 専用】
もう放送されているので、序の部分だけ少しネタばらし。
破、がオリジナルと違って随分と様変わりしたなあと感じるが、序の部分もその違いが出ていた。
はっきり言えば、新劇場版はエヴァの名を借りた別の作品だ。
劇場版の北斗の拳も大分纏めた感じだったが、別作品とは言えず、正統派であった。
(とは言う物の、声優に関しての異議は無しよ)
さて、ヱヴァは別作品だと言ったが、テレビ版の違いを論えば視点の変化である。
テレビ版は飽くまでもチルドレンの視点中心で世界がどうなるかというのは彼らには基本的に蚊帳の外って感じだ。
逆に今回の作品は、世界(環境)が彼らに干渉して成長させるという感じだ。
成長を嫌うのが前回までの彼等だが、今回の彼等は否応無しにその運命を受け入れるのである。
チルドレンも何かと出て来たワードであったが、その為に鈴原トウジもエヴァに乗れたのだが、今回はその「チルドレン」があまり意味がない様だ。
鈴原トウジでないと、チルドレンの意味をなさない。
なんでエヴァに乗れるのか、なんでチルドレンと呼ばれているのか、その作品の肝なのだが映画向けに作るとなると、その意味も薄らいでしまう。
強調されてるのは台詞を論い、台詞中心に物が運ぶって感じだな。
それでもいいが、映画としての完成度は高い。