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カテゴリ:フラメンコについて考える
こんにちは 更新をサボっている カミ子です。
楽しみに待っててくださる方 ごめんなさい。 ニュースがありすぎて、編集にこだわって・・・ こだわっても 普通の文章しか書けないのは、理解しています それでも、見栄を張ってみたいのが、カミ子です。 と、前置きしても 今日のブログはニュースでもなんでもなく カミ子の思い出話です。 現在 福岡エルカミーノ 一般1クラスで習っている 「ソレア ポル ブレリアス」 ブレリア風のソレア という感じらしいですが、 フラメンコの母とも言われる SOLEA フラメンコの華とも言われる BULERIA 相対する両極のような二つのPALO(曲種 ヌメロnumeroとも)ですが ものの本によると、19世紀後半へレス・デ・ラ・フロンテラの地で ロマの人達がソレアからブレリアを派生させたとも思われているらしく、 ブレリアとソレアは親子、師弟、姉妹関係にあると。。。 ソレア ポル ブレリアは 厳かで格調が高い形式のソレア 陽気でダイナミックなリズムのブレリア 両者の魅力を合わせ持ち、 激しさの中にも古雅な雰囲気を漂わせて・・・ さて、カミ子は ソレア ポル ブレリアを以前にも習っています。 確か 一般1のクラスに出るようになって 3曲目の練習曲でした。 とにかく難しくて・・・ 踊ってる最中にPASO(パソ ステップ)が行方不明になるのはいつもの事 前後左右の方向が分からなくなって 自分自身が行方不明に・・・ 挙句の果てに 脳が拒否してるとしか思えない覚えの悪さ・・・ そして それでもなんとか 踊れるつもりになって、 メルパルクホールでの発表会を迎えたんです。 ソレア ポル ブレリア を踊るのは 5名の仲間 舞台に立つと隣が分からないくらいに広く感じ とにかく心細く、日頃細かいサパが踏めない足も 体内にデンと座ってる心臓も 自己主張を勝手に始めてしまい 逃げ出したいと何度も思って 思いとどまり 団長先生のギターとともに 踊り始めて・・・ 勝手に一人歩きしそうな パソを繋ぎ止め、 見失いそうな方向もなんとか 軌道修正がきき 最後の追い込みに入ります。 追い込みは 横を向いて3コンパス半 回転して正面を向き 引いて前に出て 10で終わるドラマチックな振り付け。。。 カミ子はなんと2コンパス半で 前を向いてしまったのです。。。 しまった~っと思っても どうしようもなく 長い長い 12拍 1コンパスを 正面を向いたポーズで待ってたのです。 曲が終わって 舞台からはけるとき 袖で待ってた先輩の一人が カミ子の肩をポンポンと叩いてくれて・・・ しゃくりあげて泣いたのは 子供のとき以来?というほど泣いて 次のタンギージョを引きつる笑顔で踊り、 打ち上げのパーティでも 泣きじゃくり 打ち上げの雰囲気を壊し、 団長先生に 「何で泣いとるんじゃ~」といわれても 返事も出来ず。。。 悲しくて 情けなくて ふがいなくて・・・ 真剣にフラメンコは向いてないのかも・・・とまで思った ソレア ポル ブレリアです。 今でも 特徴のある前奏を聞きながら パルマを叩くとき 胸がキュンと切なくなる カミ子です。 実は後日談があるんです。発表会や公演会のDVD 毎回老後の楽しみに~とかって買わせてもらうんですが、 そのときの踊りは中々見る気にならなかったんです。 意を決して見たのはずいぶん後だったんですが、 ものの見事に カミ子の間違いの部分がドド~ンと それこそ狙ったように映っていて・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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