テーマ:今日のこと★☆(104017)
カテゴリ:中国古典
寛にして畏れられ、厳にして愛せらる 「寛而見畏、厳而見愛」 『宋名臣言行録』 組織管理のコツは、「厳」と「寛」のバランスをとることにあるといわれる。 「厳」とは、きびしい態度、信賞必罰の方針である。 だが、「厳」一点張りで臨むと、命令に従わせることはできても、心服はされない。 そこで必要になるのが、「寛」である。 「寛」とは、寛容な態度。 温情主義と言ってもよい。 しかし、「寛」一点張りで臨むと、こんどは組織のなかに緊張感が失われ、甘えの構造がでてくる。 そうならないためには、どこかに一本「厳」の要素を貫いておく必要がある。 そのさい、「寛」で臨むと愛され、「厳」で臨むと畏れられるのが一般である。 だが、それはまだ低いレベルで、その逆が理想なのだという。 それを語ったのが、このことばである。 「寛にして畏れられ、厳にして愛せらる」。 いつの時代でも、リーダーはこのレベルをめざして努力しなければならないということだ。 中国古典一日一言 守屋洋先生著より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 23, 2022 07:59:30 PM
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