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カテゴリ:書評
私がよく読む本は、
ビジネス書関連が多くを占めるのですが、最近ちょっと面白い本に出合いました。 『問題な日本語 ~どこがおかしい?何がおかしい?~』というタイトルの本です。 タイトルと筆者に惹かれて購入したのですが、 前筑波大学長であり、『明鏡 国語辞典』の編者である北原保雄 氏が出された本です。 (学生時以来、辞書なんて買ったことはなかったのですが、この辞書は、なかなかの優れものです。) よく飲食店で、 「おビールをお持ちしました」とか「こちら~セットになります」、「コーヒーのほうをお持ちしました」と、 言われますが、本来ならこういった使い方は、“ちょっとおかしいのでは・・・”と思っても、 じゃ、“どこがどのようにおかしのか?”とは深く考えないものです。 このように日常よく使われている言葉について解説されているのですが、 ただ単に「正しい」とか「間違っている」という指摘ではなく、 なぜこのような“言い方”が出てきたのかを解説してあり、 大変面白いと同時に非常に役立つ本だと感じました。 この本は、カテゴリー的には「国語」に関する本だと思うのですが、 私は学生の時は、国語が大嫌いでした。 「読むことは嫌い」、「書くことも嫌い」、「辞書なんて引かない」、そういった学生でした。 高校時には、通知表で一回だけ初めて「1」を取ってしまい、大変ショックを受けたこともありました。(笑) 近年では、よく本を読み、このブログのように文を書いたり、そして辞書も活用している自分をみて、 「自分って、国語好きかも・・・!?」なんて思うこの頃です。 歳を重ねていくことにより、自分が変化して行くさまをみるのも結構楽しいです。 さて、問題です! 「とんでもありません」という言い方は、果たして正しい使い方でしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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