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テーマ:山野草・高山植物(1398)
カテゴリ:山野草・野生蘭
今回は注意を喚起するためにも毒草について紹介したい。まず、これが例の殺人事件で有名になったトリカブト。
他の山菜に似ているものが多いので、誤食事故が時々あるらしい。実際、武甲山には山菜にもなるイチリンソウ(ニリンソウかも?)と混生していて、葉っぱの形がそっくり。山菜採りの際には注意が必要・・・・と言うより、野草は採るのではなく「撮って」楽しむのが地球に優しい。 それから、やたらに目に付いたのがナス科のハシリドコロ。 この画像のものは木が小さいが、大株で花が多いものになるとなかなか観賞価値がある。とにかく沢沿いにはやたらに多く、沢から離れるとほとんど見られなくなった。これを食べると発狂して走り回ることから「ハシリドコロ」という名前が付いたとのこと。 さて、浦山口の林道の終点からひたすら登り続けること約2時間、あとわずかで頂上というところでバイケイソウの群生地に出くわす。これはユリ科の植物であるが、葉っぱの感じがエビネやアツモリソウなどのラン科植物に超そっくりなので、山でこれを見つけると胸が一瞬ときめくのだが、でもアンタ・・・それ、バイケイソウですから~~~残念!!!(ギター侍風に・笑)。というわけでこれが頂上付近での群生地の画像。 見渡す限りバイケイソウだらけ。これがランだったら花時には見事な光景になるのだが、残念ながらバイケイソウの花は地味(失礼)。おまけに有毒植物ときている。そのために人間の盗掘やシカなどの食害からは免れているらしい。 ともかく、都会の喧騒から離れて山を歩くのは本当に本当に楽しかった。この日は曇りだったせいか登山者は少なく、私はおそらくその日の最後の下山者だったと思うが、立ち止まってじっとしていると物音が聞こえてこないので、まるで地球に自分一人しかいないような(笑)不思議な気分になった。機会があったら今度はもう一つ別の登山口から登ってみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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