カテゴリ:50&60年代男性ソロ
ドノヴァンって人も“バートのブルース”だとか“ヤンシュの家”だとか、爽快なほどに同郷グラスゴーのこの人のことをリスペクトしてるよねぇ。 でも今回ヤンシュを登場させた理由はそれだけではないのだ。8の海賊バラッドをドノヴァンもやってるからというのがもう1つの理由ね。歌詞にはいろんなバージョンがあるけれど、16世紀前半のヘンリー8世の時代に実際に起こった出来事が元ネタらしいです。 それから7はフェアポートのバージョンも有名だけど、個人的にはロジャー・マッギンがジーン・リッチーとやったバージョンがお気に入り。 2年後にはペンタングルを結成することになるジョン・レンボーンがセカンドギターで協力してますが、2人のギターを聴き比べてみると、ヤンシュのほうは伴奏向き、レンボーンのほうはソロ向きという感じ。 2人ともジャカジャカとストロークで鳴らす奏法はほとんど使わず、フィンガーピッキングで冷静に進んでます。ことにレンボーンは単音で鳴らすことが多くて、顔は悪代官だけど音色はとっても柔らかくて儚げですねぇ。 一方ヤンシュはもうちょい硬め、残響もそれほどなく歌声もギター同様に年齢不相応だなあ。 やっている音楽に惑わされている部分がありそうだけど、ヤンシュって老け声でスタートして年を取るにつれ年齢と声がマッチしていくタイプとみた。だってさ、これで20代前半って言われてもにわかには信じられないもんね。 【送料無料】Bert Jansch バート・ヤンシュ / Jack Orion -自画像 【CD】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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