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英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

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2005/07/09
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カテゴリ:50&60年代男性ソロ

  1. Come Sing Me A Happy Song To Prove We All Can Get Along The Lumpy, Bumpy, Long And Dusty Road (Jansch)
  2. The Bright New Year (Jansch)
  3. Tree Song (Jansch)
  4. Poison (Jansch)
  5. Miss Heather Rosemary Sewell (Jansch)
  6. I’ve Got A Woman (Jansch)
  7. A Woman Like You (Jansch)
  8. I Am Lonely (Jansch)
  9. Promised Land (Jansch)
  10. Birthday Blues (Jansch)
  11. Wishing Well (Jansch/Briggs)
  12. Blues (Jansch)


Bert Jansch

Ray Warleigh
alto sax, flute
Duffy Power
harmonica
Danny Thompson
b
Terry Cox
ds

 バート・ヤンシュでさえ、1曲でも民謡が入っていなければなかなか買おうとしないトラッドバカだった私が、「SSW作品もいいじゃないっすか!」と心から思ったのがこれ。ようやく彼の書く曲の魅力が理解できたってことなのかもしれないけど、本作を買ったのは初ヤンシュから3年半以上経過してから。気付くの遅すぎ!

 ソロとしては5作目で、同年ペンタングルでは「バスケット・オブ・ライト」を制作してます。
 6はペンタングルですでに披露してるんだけど(68年「スウィート・チャイルド」のライブサイドに収録)、つまりスタジオバージョンはこれが初お目見えってことになるのかな。
 ライブでは意図せず裏声になったりと素朴なんだか懸命なんだかわからない歌いっぷりだったけど、こっちでは随分と落ち着いてる。
 所帯を持った結果か、全体的にどこか余裕を感じさせるパフォーミングなのです。

 聴いてすぐわかるリズム隊以外の協力者は、レイ・ウォーリーダフィ・パワー
 ジャズのイメージがあるけどフォーク系の作品にもよく登場しているウォーリーはともかく、ダフィ・パワーの名前をこんなところで発見することになるとはちょっと驚き。なんかイアン・マシューズアル・スチュワートの作品でもハーモニカ吹いてるみたいだけどさ、やっぱこの人ってブルースな印象でしょ?
 まあヤンシュ本人がブルースフリークだし、このアルバム自体6.5対3.5ぐらいの割合でフォーク色よりブルース色のほうが強く聴こえてしかもこんなアルバムタイトルなんだから、腰抜かすほどの驚きじゃないよね。
 要所でダルさ満点クラスのハープを披露しておりますよ。

 一方の木管もベリーグーです。フルートがすごく透明な音色で美曲化に一役買っているかと思えば、サックスは静かながらも武骨。

 アン・ブリッグスとの共作11以外は全部単独作。
 5や10のようなクラシカルなギターインストから、サックスとハーモニカが退廃的なムードを漂わせる6のようにブルージーな曲まで、非常に濃い内容です。

 5は68年に結婚(現在は離婚)した奥さんの旧姓そのまんま。彼女はアートスクールの学生で、ジャケのデザインも担当してます。
 抱っこしてる子犬は「スウィート・チャイルド」のインナーにいる犬コロと一緒かな(ヤンシュの服も同じっぽいし)。
 ところでこのヘザーさんって、今イギリスで木とか銅で動物を作ってる芸術家とは同一人物? それともまったくの別人?
 動物のヘザーさんもアートスクール出身で、しかも1948年生まれだっていうからさ。


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Last updated  2010/03/14 10:34:54 PM
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