カテゴリ:音楽/英国民謡
アイルランド伝統音楽の夜
~ショーン・ライアン、守安功、守安雅子~ 平成17年11月25日(金) 19時開演@武蔵野スイングホール ・・・を、堪能してきました。 まずは守安夫妻が2曲ほど演奏して観客の心を誘導。 そしてライアン氏登場、灰髪ロン毛+髭にハンチングで第一印象は「ウヒャ怪しい(笑)」でした。 アイルランド最高峰のホイッスル奏者と名高いライアン氏、いったいどれほどのテクなのかと期待してたらね。 これが想像以上だったわけで。 指の動きがとにかく滑らかで、タンギングも滅茶苦茶スムーズ。ものすごい速い節回しでも表情変えないで平然としてる。 あのぅどこで息継ぎしてるんすか?もしや吹きながら同時に鼻から息を吸う技を習得しているのか?と思っちゃったほどです。 守安氏はホイッスルとフルート、守安女史はハープとコンサーティーナとスプーン。 スプーンの叩き方講座や守安氏のホイッスル2管同時吹き、ライアン氏の素朴な歌唱など、とっても楽しい一夜でした。 アイルランドで最もたくさんの幽霊が出るお城に住んでいるというライアン氏、姉妹の霊が出る話をまくしたてる。 守安氏が通訳してくれたんだけど、氏のおしゃべりもこれまた楽しくてね。 ステージと客席の境目はあまり感じなかったです。 休憩時にギネス(グラス付き)がみんなに振舞われたんだけど、前半終了間際に「後半は飲みながら演奏したいなあ」と言っていた守安氏、休憩明けたら本当にギネスを注いだグラスが足元に・・・。 電話予約開始後25分で完売したとの情報にはびっくり。 客席数は少なめとはいえ、かなりの競争率ですなあ。 それからターロゥ・オカロラン(守安氏はターロック・オキャロランと発音してたけど)の小話も興味深かったな。 天然痘が原因で18歳で失明したこととか、ハーパーとしての腕前は正直?だったらしいとか、自分の死期を悟ってパトロンに馬と従者を帰しに来たこととか。 生涯最初に作った曲と、死ぬ間際に作った曲の2曲が演奏されたんだけどもね、その最初の曲ってのが、“Si Bheag, Si Mhor”だったんです。ここでもう興奮ですよ。 それから数分間ステップダンスも登場して(踊ったのは私の席のすぐ近くに座っていた日本人男性)、そこでキャー。ダンス時の演奏曲が“ライツ・オブ・マン”だったか“妖精王”だったか、とにかく大好きなアイルランド民謡でまたもやキャー。 いやぁ楽しかったです。 超絶ホイッスルを堪能できたことはもちろん、アイルランド音楽の気取らなさを再確認できた夜でもありました。 やっぱアレだなあ、アイリッシュパブ潜入計画を実行しなきゃなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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