- Incantation 呪文 (Loreena McKennitt)
- The Gates Of Istanbul イスタンブールの門 (Loreena McKennitt)
- Caravanserai 隊商の宿 (Loreena McKennitt)
- The English Ladye And The Knight イギリスの淑女、そして騎士 (music: Loreena McKennitt/lyric: Sir Walter Scott)
- Kecharitomene ケカリトーメネ (Loreena McKennitt)
- Penelope’s Song ペネロペの唄 (Loreena McKennitt)
- Sacred Shabbat 聖なるシャバト (Loreena McKennitt)
- Beneath A Phrygian Sky フリギアの空の下 (Loreena McKennitt)
- Never-Ending Road (Amhran Duit) 果てしなき道 (Loreena McKennitt)
- Loreena McKennitt (1957.2.17~)
- vo, key, accordion, harp, per, p
- Brian Hughes (1955~)
- e-g, g-syn, vo-drone, oud, celtic bouzouki, nylon string-g
- Hugh Marsh(1955.6.5~), Carol Lynn Fujino, Bridget Hunt, Annalee Patipatanakoon, Wendy Rose, George Crawford
- violin
- Daniel Blackman, Christopher Redfield, Louise Hogan, Malgorzata Ziemkiewicz
- viola
- Donald Quan
- viola, vo-drone
- Georgios Kontogiannis
- greek bouzouki
- Tim Landers
- b
- Charlie Jones, Andy Pask
- a-b
- Caroline Lavelle(1969~), Roman Borys, Carina Reeves, Natasha Kraemer
- cello
- Richard Campbell
- treble viol da gamba
- Susanna Pell, Asako Morikawa
- tenor viol da gamba
- Richard Boothby, William Hunt
- bass viol da gamba
- Manu Katche(1958.10.28~), Clive Deamer
- ds
- Tal Bergman
- ds, per
- Jason Hann, Rick Lazar, Hossam Ramzay, Petros Kourtis, Evangelos Karipis, Andreas Papas
- per
- Ed Hanley
- tabla, udu-ds
- Steafan Hannigan
- turkish clarinet, vo-drone, uilleann pipes
- Nigel Eaton(1966.1.3~), Ben Grossman
- hurdy gurdy
- Annbjorg Lien(1971.10.15~)
- nychkelharpa
- Sokratis Sinopoulos
- lyra
- Haig Yazdjian
- oud
- Warren Trevelyan Jones, David Martin, Julian Empett, Lawrence Wallington, Charles Pott, Thomas Hobbs
- choir
- Stuart Bruce
- vo-drone, per
- Marco Migliari
- vo-drone
- Panos Dimitrakopoulos
- kanoun
- Choristers of Westminster Abbey: Nicholas Morris, Alexander Pott, Elliot Thompson
- arrangement John Welsman, Brian Gascoigne
- produced by Loreena McKennitt
- design Heidi Holdsworth
9年ぶりの新作でスタジオ盤としては7作目。
ロリーナ・マッケニットの作品は大好きで多少お値段高くても買っちゃうんだけど(万年金欠のため安い中古盤を買うのが基本スタイル)、これはアマゾンにて2434円で買ってました。しかも発売日から1年ちょいが経過した2008年1月に。
98年に婚約者を水難事故で失ってからずーっと沈黙していて、もう音楽活動はしないんじゃないか!?って思い始めていたから、新録のスタジオ盤が出(て)るって知った時には色めき立ったね。
それで中古盤屋を探しまくったけど見つからなくて、高くてもいいや!早く聴きたいしとアマゾンに触手を伸ばしたのでした。
「カナダ生まれの彷徨えるケルト人」とあだ名されるのも納得、色々な地を旅しています。
ライナーに書かれている場所をざっと挙げてみると…
ギリシャ、トルコ、キューバ、イングランド、モンゴル、中国、カナダといった具合。
「…今回のレコーディングに向けた準備の旅は、内モンゴルの遊牧民の一家や、ケルト民族の祖先が見つかったと信じられている中国北西部に暮らすウイグルの人々など、…」等々、非常に興味深い記述もあります。
様々な場所でレコーディングが行なわれ、参加者の数もそりゃもう膨大で。
ブライアン・ヒューズやヒュー・マーシュ、キャロライン・ラヴェルやリック・ラザーといった彼女の諸作品ではおなじみの面々のほかにアンビョルグ・リーエンやナイジェル・イートン、マヌ・カチェらその筋では大人気の奏者も参加しています。
本当は曲ごとの参加者名簿を作成したいところなんだけど、あまりに大人数でスクロール地獄になりそうだから同じ楽器を担当している人たちは1行にまとめちゃった。
4以外はすべて自身の作詞作曲。
ギリシャとトルコを巡ることが多かったからか、どことなくオリエンタルな印象の曲も多いです。
サー・ウォルター・スコットの詩をのせた4はヴィオラ・ダ・ガンバ(奏者には日本人女性の名前も)とクワイアが荘厳すぎてたまらんな~。
こんなにも美声なのにインスト曲もいくつか入っていて、それらも聴き応え充分。
また荒涼とした寂しげな雰囲気もいつも通り。
ロリーナさんって声を荒げたことあるの?ってくらいにお美しくて気品が溢れているんだよね。声もたたずまいも。
ケルトと言うとパブでセッションしつつダンスしつつ…といったイメージを抱いている人は多いかもしれません。
しかしロリーナさんの場合は「飲めや歌えや騒げや踊れや」とは違います。
上品でたおやか、静かに耳を傾けるタイプ。場合によっては感涙もありえるのだ。
事実ラスト9のパイプが琴線に触れまくって涙腺ヤバいことになったもの。
久々の登場でこれだけの作品を出してくるなんて、さすがロリーナさんとしか言いようがないですね。
http://www.quinlanroad.com/
最新のスタジオ盤はトラッドてんこ盛りだ。買わなきゃ。