カテゴリ:50&60年代男性ソロ
written by Leonard Cohen
レナード・コーエンの1作目を取り上げることにしました。 最初はラヴを出そうと思ったんだけどね、「ラヴって確かアクス関連でレビューするって決めてたんだよな。けどアクスもレーベル買いして無理矢理レビューしちゃったようなものだしなあラヴまで出すのはちと行きすぎだよなあ」と考え直してね。 前回ロリーナ・マッケニットを登場させたんで、ならついでに同じカナダ人を出すかな!と今回のセレクトなのでした。 さてレナード・コーエンといえば。 昨年のバンクーバー五輪開会式でk.d.ラングが歌った“ハレルヤ”に感動した人も多いかと思いますが、その歌を作ったのがコーエンです。 ちなみにロリーナさんも出てきていたしアシュレイ・マクアイザックもフィドルを弾きながら暴れていました。 うーん、あの時の映像また観たくなってきたぞ。 元々は詩人/小説家として活動していた人で、一時期は邦訳も出回っていたようです。 SSWとしてデビューした時はすでに30歳を超えていたわけですが、年季が違うと言いますか、熟成が相当進んでいる印象。 アコギ1本で訥々と歌うスタイルは、英米を代表するフォーク歌手で彼より7歳年下のマーティン・カーシーとボブ・ディラン(この2人誕生日が3日しか違わない)すら小僧になり下がってしまうほどのダンディズムです。 文筆家上がりだしできることなら歌詞をじっくり読み込みたいのだけど、英語なんてさっぱりわからん私はメロディを追いかけるしかありません。 だけどそのメロディが良いのなんのって。 決して美声ではないんだけど、安心して聴いていられる穏やかな歌の数々。 中でも女声バッキングを従えて歌う6は絶品! かわいらしさもちょこっと同居しています。 わざとらしくない切なさが嬉しい9も好きだなあ。 彼の作品をカバーする人は多く、戯言ブログ内だとティア・ナ・ノグ、ジョンストンズ、フェアポート・コンヴェンション、ブリジット・セント・ジョン、ブラックソーン、ジュディ・コリンズといったあたりが取り上げています。 ウィキペディアを見ていたら「1996年 臨済宗の和尚となる」との記述が。どういうことだろう誰か教えてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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