指導者がまずクリエイティブに! その14
こんにちはenoです。 最後に、私がイメージするクリエイティブな選手を紹介しましょう。それは、マラソン・ランナーの高橋尚子さんです。 シドニー・オリンピックで金メダルを獲得しながら、アテネ・オリンピックでは本大会への出場権を逃すという屈辱も味わいました。 それでもなお、彼女からは自身の力を高いレベルに引き上げて、そして自らの集大成を積極的に考えようとする意志がひしひしと伝わってきます。 何しろ、自らを高めてくれそうなスタッフを集め、スポンサーを募り、自力で「チームQ」を立ち上げてしまう創造力と創造力、さらに行動力までも兼ね備えているのですから。 何が彼女をそこまでさせるのか。 それは、高橋尚子を育てた上げた小出義雄監督の存在だと私は思います。 まずは、監督が自身の知恵を「Qちゃん」に授けようとした。そこからさらに両者がアイディアをどんどん出しあいながら、クリエイティブな考えが生まれるような環境が作られていったのだと思います。 私は同じ指導者として小出監督にも心から敬意を表したい。 選手に知恵を与えた後、彼女と葛藤し合いながらも、別の道へ力強く歩ませることに成功したからです。 クリエイティブな選手と、そしてクリエイティブな指導者との関係を、この両者の間に私は見た気がしました。 バスケットの指導者の皆さんも、必死に考え貫いて、選手に素晴らしい夢を与えてあげてください。 あなたに内在する豊かな知恵を授けながら、選手と監督がとことんやりあいましょう。 誰もが認めるクリエイティブな選手というのは、そういうごく自然な葛藤の中から生まれ育つのではないでしょうか。 この章END ■ 榎本のまぐまぐメルマガ(当ブログと内容が違います)『 Never give up! ~バスケットボールと共に歩んだ道~ 』 はこちらから http://archive.mag2.com/0001186611/index.html ■ このブログに関する、ご意見、ご質問、ご要望はこちらまで enosann★gmail.com( 迷惑メール防止のため、★を@に置き換えてください。■ ブログランキング参加中。押していただけると励みになります。