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カテゴリ:節句・薬膳・漢方
ドクダミの花が咲き始めた。
ドクダミといえば、ドクダミ茶など、民間薬としてお馴染みだが、ドクダミを薬用に使うには、花が咲いている時の葉っぱを取って乾燥させなければいけないらしい。 名前に「ドク」と付くから、子供の頃は、てっきり毒草なのだと思っていたけれど、天日干した葉っぱを煎じたものを、皮膚病や虫さされに使ったり、内服すると、利尿、整腸に効能がある薬草なのだ。生の葉っぱを冷蔵庫に入れておくと、臭い消しにもなるのだとか。別名十薬(重薬)と呼ばれるだけあって、多種多様な作用がある。 そんなありがたい植物だが、プランターで栽培しているという話はあんまり聞かない。 そりゃあ、元来生命力の強い植物だし、すこし陰った湿気のある所なら地下茎でどんどん増える野草である。あえて栽培しなくても、そこらへんに生えている珍しくもなんともない植物なのだ。5ガツ下旬から梅雨時に咲く白い花も、それなりに可愛いけれど、香りがいいわけでもない(というか、花の匂いじゃないけれどクサイ・・)し、無理もないか。 ・・・が、昨年、八重咲のどくだみを根付きで一輪もらって、花がなかなか愛らしいので、私はついついプランターに植えてしまった。ちなみに、八重咲が見つかったのは、わりと最近のことらしい。 冬が来て、生きているやら死んでいるやら分からないまま、取りあえず水だけは撒きつづけていたら、いつの間にか地下でしっかり根を張り、春になると、長方形のプランター一杯に新芽を出し、今、次々に花が咲き始めたのである。 どうです!?可愛いでしょ。 それにしても、花が咲いて、やっと雑草で無くなったような・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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