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カテゴリ:現代社会の問題
●アマゾンで調べてみたら14冊ほど「地球温暖化=嘘」の本が出版されている。 ●ということで、『地球はもう温暖化していない』に引き続いて、もう一冊読んでみた。著者は東京大学生産技術研究所教授の渡辺正さんで、専門は生体機能科学、電気化学、環境科学であるとのこと。 ●前回紹介した本「地球はもう温暖化していない」の3年前の平成24年に出版された本であるが、こちらの方が迫力がある。 ●IPCCよってすっかり悪玉にされてしまったCO2であるが、CO2は地球や人間にとってどのような意味をもつのか、地球温暖化といわれているものの実像、温暖化へのCO2の寄与の程度、造られた「地球の異変」、長期的な繰り返す気候変動の歴史、クライメート事件などについて言及している。 ●この後で、「IPCCは解体せよ」、CO2という集団催眠、再生可能エネルギーのCO2削減効果に対する疑問などについて説明し、最後に「地球温暖化」を狼少年に例えた話でまとめている。 ●再生可能エネルギー(太陽光や風力発電、バイオ燃料)はその生産プロセスや生産設備の製造・建設まで含めれば、決してCO2削減になっていないことや、太陽光や風力発電は供給の不安定さのため殆ど役にたっていないどころか、買取取り制度のために国民が高額な電気料金を支払わされていることは知っていた。 ●この本を読むまでは知らなかった話がある。DDT、酸性雨、ダイオキシンなども殆ど悪影響が無いにも関わらず悪玉にされてしまっているとのことである。逆にDDTなどは製造されなくなったことでアフリカではマラリアで死ぬ人が十万、百万人のオーダーででてきているという話である。 ●テレビのニュースや新聞の報道だけみていると、事実とは異なるとんでもない方向へと集団催眠にかけられてしまうということだろう。 ●「温暖化対策」のため、全世界では百兆円オーダー、日本でもすでに十兆円オーダーの金が投入されているにも関わらず、CO2は殆ど削減できていない。もっとも気候の寒冷化は人間を含めた生物を過酷な状況に追いやるが、CO2が増えれば植物の生育は良くなり、食料も増えるし、過ごしやすくもなるのでその方が良いのであるが‥。 ●こんなとんでもない無駄遣いをするくらいなら教育や社会福祉にいくらでも予算を回せるのにと思うとIPCCの「地球温暖化悪玉論」はとてつもなく犯罪的である。
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最終更新日
April 13, 2017 10:56:48 PM
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