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テーマ:音楽の巨匠たち(72)
カテゴリ:クラシック物語
バッハが宮廷楽長を務めたライプチッヒ郊外 ケーテン城、鏡の間 【ヨハン・セバスティアン・バッハ ドイツの作曲家 1685年3月21日アイゼナハ生まれ、1750年7月28日ライプツィヒ没】 バロック音楽の輝ける金字塔 音楽に厳しいバッハはさまざまな衝突を繰り返しながら オルガ二スト、宮廷楽長、音楽監督と転身していきました [バッハ 23才] ミュールハウゼンという町でオルガニストとして 1年ほど勤めた後、 23才のバッハは再びワイマールに戻ります 宮廷オルガニストとして9年間勤め ここで多くのオルガン曲を書きました 『トッカータとフーガ ニ短調 BWV565』 バッハのオルガン曲の中でもっとも有名な曲です [バッハ 32才] ワイマールの辞職でもめ、彼を手放したくない領主により 3週間の軟禁状態にあったバッハですが やっとワイマールから開放され ケーテンの宮廷楽長に就任した ケーテンの領主は自らいろいろな楽器を演奏し 音楽に対して良き理解者だったので バッハの才能を高く評価し 前任の倍の年俸を支給したといいます この幸せなケーテン時代に 彼は室内楽や協奏曲、鍵盤楽器の曲も多く書いています 『ブランデンブルグ協奏曲』 全6曲から成る合奏協奏曲集で ブランデンブルク辺境伯に献呈していることから この名で呼ばれています 曲や楽章によって活躍する楽器がいろいろ入れ替わる、素晴らしい傑作です 『インベンション』 長男 ウィリアム・フリーデマンの練習用に作曲されました 『平均律クラヴィーア』 第2巻を含めてこの曲集はバッハの最高傑作の1つにあげられます もともと音楽を学ぶ人の 教育を目的として作曲されたものですが 芸術的価値の高い作品です ケーテンの宮廷はベルリンから1719年にバッハ自身の設計により 発注されたチェンバロを購入していますが、 この楽器がバッハのクラヴィーア作品の創作意欲を大いにかきたて 多くのクラヴィーア作品が作曲されました その中の作品の頂点にたっているのがこの曲集です 全24曲で構成されています 第1曲ハ長調の前奏曲はのちにグノーが作曲した「アヴェ・マリア」の 伴奏に使われており、とても美しい曲です *************************************************************** 新作CD「マーメイド伝説・スペシャル版CD」大好評通販中 ご希望の方は直筆サイン入りでお送りします HPで視聴できます♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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