|
テーマ:音楽の巨匠たち(72)
カテゴリ:クラシック物語
トルバドゥール(Troubadours)が 歌の伴奏に使った小型ハープです 395年のローマ帝国の東西分裂後、経済や政治が混乱して いた暗黒時代が過ぎ、社会や生活が安定してくると 人々は余暇や娯楽に興じるようになりました 1170~1270年頃、フランス南部ではトルバドゥールといった 宮廷仕えの歌手が登場します 小型ハープなどの楽器をもって歌っていました 身分も高く、戦いに出ると立派な騎士で 女性にもとてももてたといいます 詩と旋律の両方を作る、今で言えばシンガーソングライター 吟遊詩人です 彼らのパトロンは、宮廷や都市の裕福な貴族たちで 音楽は貴族を楽しませる娯楽のひとつでした トルバドゥールたちは一年中、 貴族の館から館へと旅をしていました まず会話で人々を惹きつけ、主人にアピール 場が盛り上がってきたところで、歌を披露します 歌や詩が上手に出来る力だけでなく ウィットのきいた会話やコミニュケーション能力も 必要だったようです トルバドゥールの歌曲の内容は「ロマン」と呼ばれる 中世に人気のあった愛と冒険の物語が多く 騎士道と信仰、宮廷風恋愛が2つの大きなテーマでした 当時は十字軍の大遠征が続いていた頃で 特に騎士道精神は人々の人気の的でした 「アーサー王物語」も トルバドゥールの一人が残した物語です トルバドゥールは南フランスから生まれましたが 北フランスではトルヴェールと呼ばれます ♪ERIKA HARP ♪癒しのライブ ♪講演.com お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[クラシック物語] カテゴリの最新記事
|