【生きるのが楽になる】執着の手放し方
何かや誰かへの『執着』は、あなたの心を縛り付け、苦しめます。執着とどう向き合うのがいいのか?仏教の教えから一度考えてみましょう。【一瞬の快楽が苦しみの根源!?】お釈迦様は、『どんな苦しみが生ずるのでもすべて執着に縁っておこるものである』という言葉を残されています。ままならないものに対して、『こうあってほしい』と望む執着心が苦しみの原因です。私たちは、日々、『幸せ』を求めて生きています。しかし、自分が『こうあってほしい』と望む執着心こそが、『苦しみの原因』だというのです。お釈迦様は、『人生は、苦の連続である』と言っています。望むところにたどり着けないのは当たり前のこと。しかし、私たちは、目の前の快楽に心を奪われて勘違いしてしまう。これこそが執着の始まりです。心には『眼(げん)、耳(じ)、鼻(び)、舌(ぜつ)、身(しん)、意(い)』の六根が備わっているといわれています。日々生活していると、実は身の周りには六根を刺激するものであふれています。快楽は一時できな「幸せ」をもたらしてくれますが、これは、勘違いです。そこで、『もっと。もっと。』と幸せを追い求め続けてしまう、つまり、執着してしまうのです。執着は快楽、つまり欲と結びついていて、誰もが持っているもの。問題は向き合い方です。『モノ』『ヒト』『習慣』『考え方』への執着に分けて説明します。