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カテゴリ:la litterature
スーパーの地元野菜のコーナーで らっきょう を買いました。 甘酢漬けを作ってみました。 らっきょう 300g弱 酢 150cc みりん30cc 砂糖40g 塩 15g 鷹のつめ1本 3週間くらい冷蔵庫に入れておけば食べられるようになるとのことですが、、 3週間後のお楽しみです。 昨日の日曜、いつもの一気読み タイトルは 「食堂かたつむり」 小川 糸 著 ある日突然、同棲していたインド人が、家財道具もろとも姿を消した という場面からお話は始まります。 ショックで失語症になる主人公は田舎へ帰り、そこで食堂を開き お料理を作ってお客さんを幸せな気持ちにさせて。。。。 という流れですが、 冒頭、恋人のインド人を探すこともなく、奪われた調理道具やお金を取り返そう ということもせずに嫌いな母のいる実家へ帰るという部分がわたしにはどうしても 合点がいかず、最後まで煮え切らない思いを引きずってしまった。 そういうものなのかな、、深追いはしないと言えば、いいように聞こえるけど、 そんなふうに淡白で居られるのだろうか 実際それほど淡白だったかというとそうでもなく、カレーを作る際には 泣きながら作っているので、引きずってはいるんだよね。。。 それでいて、彼女の作る料理はほどカンペキな仕上がりなのだという。 このギャップが面白いのかもしれないが、私にはいささか飛躍的で なかなか共感や感動までには達しないのだ。 主人公が、遠い。 漱石にしても、鴎外にしても、彼らのもがきのほうが私には親近感を覚える 超えようとして超えられずにいるその姿に引き込まれる。 太宰の自己に向ける厳しさに驚嘆しながらも同化してみたいという魅力は ここにはかけらも存在しない。 一方、世界中の出来事がリアルタイムで配信され、 未曾有の不況という言葉が飛び交い、生活の基盤が揺らぎそうなこの時代に それを求めようとするのは、難しいのかもしれないとも思った。 現代は忙しすぎて、ものごとを深く考えていたら、忽ちにストレスに潰されて しまうのだ。 触れてはいけない腫れ物のように、遠巻きにして目を伏せ 過去へ葬ってしてしまわなければやり過ごせないのかもしれない。 この前に読んだ、吉田修一の「パーク・ライフ」などもそうだった。 当たり障りのない人間関係を構築できるものが優しい人間なのか・・・ そこまで現代社会は疲弊しているのだろうか。。。 だとしても、、いや、それならばなおさら文壇には、気概をもって 問題に向かっていく姿勢を表現してもらいたいと切に願う。 困難に向かうアプローチこそが感動をよぶものだと思うのだが、、、 こういう考えは古いのかなぁ。。。。 お話は断片的なパッチワークで色とりどりなのが印象に残りました。 さて、五木寛之はどんな関係を描いているのでしょうか、 「哀しみの女」は今夜の一気本です。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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