カテゴリ:本
妻が「若年認知症」になりました(大沢幸一) 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 65歳未満の健康な人を突然襲う「若年認知症」とは?病魔に冒された妻を介護する日々の苦悩と、次第に夫を見分けられなくなっていく妻に注ぎ続ける無償の愛情…現職の群馬県議である著者が、認知症患者とその家族が直面する様々な問題と介護の悲喜劇を、時に哀しく時に優しく、ほのかにユーモアを交えながら伝える赤裸々ドキュメント。 日曜日に、この本の著者の講演会に出掛けてきた。 正直、途中で泣きそうになった。 とても可愛い大沢正子さんが何でこんな病気になってしまったのだろう。 こういう病気の人を見ると、「病気は賜りもの」だなんて言葉はむなしく聞こえる。 本人が一番つらいけれど、家族の苦悩や経済的な負担を考えると、暗澹たる気分になる。 大沢さんは、現職の県議で、奥さんの病気を周りに公表して、色んな援助をうけることが出来ているけれど、誰にも言えずに悩んでいる家族もきっと多いと想像する。 世間の人というのは、時として、とても無神経だったりするものだ。 大沢さんは、「妻を残して先立つことはできない」という強い信念を持って、県議の仕事をしながら頑張っておられる。 人間ならば、愛のある家族なら、誰でもそうありたいものだと思う。 だが、現実には、誰もが出来ることではない。 残念だったのは、講演会、空席が目立ったこと。 もっともっとたくさんの人に聴いて欲しかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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