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やる気がある、やる気がない、のお話です。
先日のゲーム専門学校のお話。以前にその手の学校の就職課の先生とお話をした事があるのですが、「入学して3ヶ月ほどするとクラスはだいたい3つのグループに分かれる。ひとつは向上心があり、ゲームを作るのが楽しくて仕方ない連中が集まるグループ。二つ目がただ漫然とあくび半分で授業を受けるグループ。そして、もう一つは授業内容を無視して授業とは別のことを独学で始めるグループ」 で、この場合、一番困るのが2のグループだとか。何しろやる気がない。ということは、何を教えていいのかわからない。ゲーム作りは自動車教習所と違って、「○○すれば××になる、ここを覚えておけば合格できる」という類のものじゃなく「○○したい!それに対しては××を△△して~」という工程を考えながら実践するのが勉強。目的を明確に自分で設定できない以上、先生の側でも教えようがない、という・・・ このキモチ、わかる。ゲーム作りって特にそういう部分があって、目的のために手段を勉強する、というのが、一番効率もよく、成果も出しやすい。必要に迫られるから各種アプリケーションの使い方を覚えたり、表現手法の勉強をする訳ですから。 大学に行かずゲームの専門学校に入った、という時点で、将来の選択肢を大幅に限定したようなもの。かなり退路は断たれている。しかし、それは自分が選んだ道だから、失敗しても誰の責任でもない。椅子に座って課題を右から左にこなしているだけで自分の作りたいゲームが作れるのであれば、私だってぜひその授業を受けたい。 授業にやる気が起きなかった、なんてのは言い訳として成り立たない。そんな人間と一緒に仕事は出来ない。「やる気」の有り無しで仕事をするな。すげえ迷惑だ。 ちなみに、現実のお話をしましょう。 昨年、私の会社にデザイナーとして就職希望した新卒者は、作品を送ってきた人だけで200人を超えます。そのうち、作品審査が通って一次面接までこぎつけたのが40人程度。実際に就職できたのが不況の影響もあって3人。 ここからが大事なのですが、選ばれた3人は皆「ウチだけでなく複数会社に内定をもらった」という。技術屋の世界とは、こんなものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.04.26 03:13:26
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