「昔のことをいつまでも恨むんじゃない、大切なのは未来だ」って言葉がありますけど、例えばこの言葉をいじめの加害者が被害者に言ったとしたら、当時いじめられ、悔しい思いをしていた人間が納得できるかというお話。
たとえば、慰安婦問題や南京事件問題に対して世界の歴史研究では「正確な規模はわからない(特に日本側が終戦後、大量の資料を処分したため)が、多くの生存者の証言や日本側の複数の兵士の個人日記などから実際にあった」ということがわかっている。にもかかわらず、保守系とよばれる政治家や団体などからは「あれはねつ造だ」と・・・
こんなことを言われたら相手はどう感じるか?それが冒頭の言葉につながる。未来志向といいつつ、過去をなかったことにしたい人間を信用できるか?という話。もっといえばこういう連中はいずれ「南京事件は当時の中国政府が意図的に起こしたこと」とか「慰安婦だって気持ちいいことして金もらっていたんだからいい思いをしたんだろう(実際に言っている人がいます)」と平気で言い始める。こうなったら何年たとうと許せないことになる。
よくわからんのは、このことを認めることが「日本の恥」と考えることなんだよなあ・・・アメリカの原爆、大空襲を認めない、あんなものはねつ造だと言ったらきっと怒るくせに。
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最終更新日
2017.12.22 08:17:52
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