スポーツ界で今、パワハラ問題が噴出していますが、これって突き詰めてみると「正義の押し付け」なんですよね。
特にスポーツ業界というのは業績がはっきりする。より良い記録を出したもの、より多くの勝利をしたもの、より多くのメダルを取ったものが正義になる。そして、そういう人が組織内で地位が上がり、彼らの指導=正義になる。なぜなら彼らは結果を出しているから。
しかし、スポーツ業界の正義が基本的人権を上回ることは絶対にありえないし、あってはいけない。その場合、少なくとも法治国家のこの国では犯罪者になる。これは一般企業であっても、学校であっても同じこと。
社内でさんざんパワハラをしていた人間が、パワハラによってうつ病になり会社を辞めさせられた被害者から訴えられたとたん、これまで社内では被害者に高圧的だった関係が一気に崩れ、一対一の人間関係になるとオドオド情けない言い訳をする風景。当然、世間は被害者側に味方する。また、そんな高圧的態度の人間は当然、社内でも評判が良くないから社内でも孤立するようになる・・・
今のパワハラ問題で責任者が追及され、みっともなく逃げ回る光景を見ると、彼らの身勝手な正義はただ単に「そのスポーツで成績が良かった」というだけの、恐ろしく根拠のない、みじめなものなのだと改めて感じます。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.09.04 11:12:08
コメント(0)
|
コメントを書く