水着撮影会中止のお話の続きですが、今回の問題で一番ダメだと思ったのは、中止を要求した議員ではなく、それに応じた行政(運営)側だと思うんです。
まず政党関係なく議員というのは私たち市民の代表です。で、市民が「こういうことをしてほしい」という要求や、あるいはその議員がこうしたい、というものを議会で揉んで法案化し、行政に反映させる、というのが本来の役割です。
だから極端な話、議員はどんな提案をしてもいいんです。しかし、それを行政に反映されるかどうかは別の話。特に今回のような「少なくとも市民プール貸し切りの手続きなど含めて違法性のないイベントに一部議員が突然待ったをかけてきたとしたら、行政側は突っぱねなければいけない。そういうのは議会を通してください、として。
一昔前、小学校の公立図書館から「はだしのゲンは、我が国を貶める漫画だから閉架しろ!」というたった一人のしつこいクレーマーに図書館側が折れて閉架してしまったということが大問題になった地方があります。本来考えられないことですよね?でもこれと同じで個人の主義思想を面倒くさいからと個別対応することは許されない。それが行政の矜持であり、よく「お役所仕事」などと揶揄されますが、お役所仕事というのはこういうことをさせないためのシステムなんです。
今回、イベントを中止しろという意見を言うのは政治家として、そういう支持者もいることを考えれば構わない行動です。問題はそれを面倒くささから即、イベント中止ということを行った行政側であり。
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最終更新日
2023.06.11 07:28:49
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