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何か映画を見たあとに、その映画のテーマとか、舞台とかを調べる、知るきっかけになることは多くて。
たとえば先日見てきて映画「シビル・ウォー アメリカ最後の日」ですが、初見で見に行ったときの感想ではイマイチ自分としてのリアリティーが感じられない、という感想でした。 ですがこれは自分がアメリカのことを知らない、という側の感想で。その時の感想でも書いたのですが、「これが日本を舞台にした内戦の映画だったらリアルだったのだろう」と。そのぐらいその場所、舞台に住んでいた国籍の人間との映画から受けとめられる感想は違う。 これは「シン・ゴジラ」を見たときに自分の知っている地名や見たことのある場所、建物が破壊されるシーンに衝撃を受けるように。 シビル・ウォーに関してですが、たとえばアメリカの大統領が冒頭演説でFBIを解体した、というのは、アメリカで唯一、合法的に大統領を捕えたり、処罰できる政府機関を破壊するという司法の独立性を奪って独裁状態にした、という意味であることさえ、日本人の私にはつたわってなかった、とか、テキサスとカリフォルニアが同盟を組んだ、というのが共和党と民主党というアメリカ2大政党の、水と油の主張の州が手を組んでアメリカ連邦政府を攻撃するという異常な事態である、ということ また、予告編にも出ている赤いサングラスの兵士の言葉「お前はどの種類のアメリカ人だ?」という言葉は、第一次世界大戦の際にアメリカのプロパガンダポスターに使われた、国民に戦争協力を促すキャッチコピーであるとか・・・ そういったものを今回の映画を見た後にいろいろネットで調べて初めて知る、のように。 何年か前に韓国映画「タクシードライバー」で、韓国で実際にあった光州事件(当時の軍事政権による民衆弾圧事件)を知ることになったりと、こういった映画がきっかけで世界の知らない社会や歴史を知ることができるのはありがたいです。これらもひとえに劇中の「報道メディア人」がいたからこそ知ることができた事実であると。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.10.20 11:34:10
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