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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
お父さんは学生時代、一人暮らしのご飯のお供として缶詰をよく食べていた。焼き鳥は大好物だったし、イワシやサバ・サンマなどもお気に入りである。結婚してからは、お母さんが毎日ご飯を作ってくれるので、缶詰を食べることはほとんどないのだが、たまにスーパーで缶詰を見て無性に食べたくなって買ってしまう。
さて先日、買っていた焼き鳥の缶詰を食べようとしたら、5個ぐらい買ってあったのに、1個しか残っていなかった。まあ息子が食べたのだろうと思い、ちょうどその日にスーパーへ買い物に行ったので、また焼き鳥の缶詰を5個ほど購入した。
その日の夕食終了後、息子が食べたりなかったらしく購入したばかりの焼き鳥の缶詰を持ち出して食べだした。「お父さんが食べるために買っているのだから、食べるなとは言わないが、一言声をかけるように」という話をしたら、息子から「食べないで放置しているのだから、俺が食べてやっている」と返してきた。 冗談で言っているのではなく、本気でそう考えているようだ。
どうやら息子が食べて、お父さんが補充していることに気がついていなかったらしい。パントリーの缶詰置き場にいつもおいてあるので、誰も食べていないと思っていたようだ。息子が食べても食べてもなくならないことを不思議に思ったことはないのだろうか。
息子の食欲はムラがあるので、お母さんは平均的な息子の食欲を元に料理の量を決めている。そのため、息子が満足せずもう少し食べたいと思ったときのために、カップラーメンなどもお母さんが購入しておいてある。 ところが息子はこのカップラーメンも、食べても在庫が減らない理由を「買い足している」とは思っていなかったようだ。
いつまでも同じところに置いてあるので、誰も食べないからもったいないと思っていたらしい。高校生にもなってその程度のことがわからないことにお父さんは驚いてしまった。もちろん種類が変わったモノも購入してくるので、一度買ったものが全く減らないとは思っていないようだったが、息子のためにわざわざ買っているのにも関わらず、自分が消費しないと減らないのだから、逆に親に感謝されてしかるべきと本気で思っていたようだ。
息子の自分勝手な思い込みに、少々疲れてしまった。もう少しまともになってくれてもよいのではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.07 00:10:10
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