SEEKと歩んだ半年を振り返って…
昨年8月にSEEKを買って約半年になりました。
毎週末だけしか乗ってはいないものの、だいたい50km以上の距離は乗るようにしてます。
先日ついにトータル2000kmを越えました。
そこでチョコっと改めてSEEKについて振り返っておこうと思います。
出会いは近所のスポーツデポでした。
まだあまり自転車のことは知らなかった(今でもそんなに知ってるわけで無いが…)私は、自分の自転車の使い方や趣向も良く考えずになんとなく本格的なメーカー(ジャイアント)のキチンとしたクロスバイク(パーツがそれなりにいいもの)という基準で選んでました。
当時私のSEEK(2012年モデル)は売れ残りとして店頭にあったわけですが、
当時の私は自転車に5万も6万も高価過ぎてお母ちゃんに怒られる ~_~; と思ってたので、
この売れ残りのSEEKは店頭で44500円だったのですが元値が56000円もするため、十分高級自転車の部類だったのです。
そのSEEKはディレイラーがシマノのACERAだったりしたので同じ価格帯の他の自転車に比べても1ランク上と当時の私の持てる知識で判断し、かなりお得と睨んだのです。
もうこれしかないという感じでしたね。
その後イロイロなメーカーがあることも知り、
そっちの方がいいなと思うものもありますが、
値段とパーツのバランスでこの自転車と争うのはGIOSミストラルくらいでしょう。
もっともミストラルはネットでは4万円切ってますのでお買い得感はさらに高いデスが…
で2000kmこいつと走って感じた事は、やはり街乗りタイプのクロスバイクなんだなっていうことです。
長距離もこなせます。スピードも平坦無風なら平均30km/h位は楽に出ます。
でも市街地を颯爽と駆け抜ける感じが一番気持ち良く、性能を発揮できているなと感じますね。山や延々と続く田舎道はもうちょっとスピードよりの自転車の方が楽なんでしょうね。
そう感じる頃から皆さんローディーになって行かれるのでしょう。
やはりクロスバイクという自転車の位置づけから考えると、ママチャリが雪駄だとするとクロスバイクはスニーカー、ロードはランニングシューズって感じですね。
実用スポーツバイクとでも言いますか、普段乗りに使い倒すのが正しいクロスバイクの乗り方なんだと思います。
でもこのSEEKはシンボリックなトップチューブのガードを始め、ディレイラーガードが付いているとか、ホイールのスポークの本数が多めだとか、他にもいろいろ頑丈装備になってます。
なのでママチャリではシンドイ10kmを超えるような通勤通学には本当お勧めですよ。
何せ頑丈で長持ち、パーツもそこそこ良いし、デザインも街乗りに合うのだから。しかも比較的安い。
ちなみにジャイアントの自転車は本当に作りは綺麗デスね。チョットした溶接の処理とか塗装とか同じ価格帯の他のメーカーと比べても良いです。
気になったクロスバイクにコラテックのシェイプなんかやアサヒのプレスポ、センチュリオンとかメリダとかありましたが、仕上げ精度がイマイチでした。
この辺りはやはりクロスバイクでも7万円くらい出すと変わってきますね。
でも基本的に3万円から5万円クラスのクロスバイクだとおそらく性能的にはそんなに差は無いと思います。
好きなメーカー好きなデザインで選ぶのが一番良いでしょう。
タイヤも32cとか28cくらいでは大した差はありません。この辺りも好みなんです。
一応スポーツバイクメーカーであるということが前提(アサヒを含む)ですけど。
また初心者はちゃんとした自転車屋さんで買いなさいというサイトが多いですが、半分本当ですが、違ってもなんとかなります。
私の場合、スポーツデポのバイシクルメイトに別途費用を払って入りました。
確かに盗難保険ありますが、1年間だけですし、パンクなどの修理費用も割引ですが、パンクはほとんど自分で治すしかない状況の時に発生しますし…
メンテナンスを無料で何度でもしてもらえるのでディレイラーの調整なんかは素人には無理だし重宝しますが、実際そんな何回もやることではないのでね。
ポジションの調整なんかも良い自転車屋さんはやってくれますが、1ヶ月もしないうちに自分でアレコレと工具片手にやっちゃいますので、あまり関係ないかも。
通勤用で無いのならスタンドも必要無かったとも思います。
晴れた日しか乗らないのでフェンダーも不要。
結構パンクはすることがあるので、工具や替えのチューブなんかは常に携帯しときたいものです。なのでサドルバッグは便利。
トップチューブバッグは特に無くても良かったかな。
トゥークリップはあるとペダルの位置決めが良くなるのでいいのですが、思った程効果が上がるもんでもないし、クロスバイクの性格を考えると気軽さがスポイルされる分マイナスかも。
それだったらハーフクリップでも良かったかな。
バーエンドは距離を乗る場合は必須。
フラットハンドルはずっと握っているとカナリ手首が痛くなります。
とそんな感じです。
SEEKに乗ってスポーツサイクルの走る楽しさや弄る楽しさを教えてもらったし、初心者がそういったことの入口として選ぶものとしては良いものだったと思います。
ちなみにもし今の自転車の見識を持ってクロスバイクを選ぶとしたら、やはりロングライドを意識したフラットバーロードあたりから選ぶと思います。
例えばこんなの…
RockBikes PRIDE
Fujiで商品企画をされていた2人の方が独立して立ち上げられたブランド「ROCK BIKES」
そこのもっとも安価なモデルになります。
価格は65000円。
ただ一番売れ筋なだけに気合も相当入れて作ったとのこと。
いわゆるスポーツバイクメーカーが作る街乗り向けのオシャレに振ったバイクよりもコダワリ感があって良いですね。
雰囲気は思いっきり街乗り仕様ですが、実力は相当高いと思います。
もういっちょ、
アラヤ マディフォックスCX
78500円位
これも結構マイナーかもしれないですが、自転車のリムを作っているアラヤ工業さんが出しているシクロクロスよりのFBRです。
ディレイラーはシマノのクラリスなので一応ロードですよね。
ブレーキはシクロっぽくカンチブレーキになってます。ワイヤー類もトップチューブの上に配置されています。
アラヤだけにホイールはディープリムのアラヤのホイールが奢られており、フレームはクロモリ、フォークはカーボンと結構なこだわり仕様です。
フラットハンドルですが将来のドロップ化にも対応してます。グリップが本革でいい感じなので変えるの勿体無いですが…
この辺りがもしクロスバイクを買うならってところですが、御多分に洩れず私もやはり次買うならロードですね。
まあそれまではSEEKをスニーカーのように使い倒したいと思います。