【自己嫌悪は悪いことではない】
【自己嫌悪は悪いことではない】何かの目標に向かって努力いている時、理想と現実のギャップに直面することがあります。その時「どうしてこんなことができないのか」と自分を責め、嫌いになることがあります。これを自己嫌悪と言います。それでも、気持ちを切り替え、もう一度がんばろうと思う人と、できない人がいます。もう一度がんばろう、思った人は、一度は自己嫌悪の世界に追い込みましたが、そこで終わらず弱い自分を、認め、受け入れています。例えば、ブッダは、人間の世界は苦に満たされていると考え、悟りを得るために王の跡継ぎである身分を捨て、出家して六年間の苦行をしました。しかし、その苦行をしても悟ことはできず、修行をやめました。ブッダも、理想と現実のギャップに勝てないと感じたのです。その後、川で沐浴し、汚れた体をきれいにして村の娘からミルク粥をふるまわれたあと、菩提樹の下で八日間瞑想を行い、そこで悟りを得ました。このように、ブッダは苦行をあきらめた自分を責めませんでした。ブッダは、ミルク粥をふるまった娘のおかげでやせ細った体が元気になり、感謝の念が湧き自分の肉体を守ることを受け入れ、自分自身を許しました。つまり、自己嫌悪も自分自身を大切にするための必要な感情の一つであり、貴重な経験となり得るのです。自己嫌悪の経験は、物事の考え方を深めることができる貴重なものなのです。 (by ハートリンクス)