【自分は打たれ弱いと思っていませんか?】
【自分は打たれ弱いと思っていませんか?】★青木仁志(さとし)氏の言葉から―◎目の前に障害が現れただけで「自分には乗り越えられない」と尻込みしてしま う人がいます。 そうして打たれ弱い自分を批判したり、非難したりしてしまう。 よく考えてみてください。はじめから打たれ強い人なんていません。 いままでたくさん限界突破してきたか、これから突破経験を積むか。 それだけの違いです。 人生とは生まれてから死ぬまでの時間の総和。 今日まで、どれだけ自分の心の弱い部分を認めて向き合ってこられたか、自分 の心の中の不安や恐れを感じながらも、乗り越えようとしてきたどうかです。 別に打たれ弱くたっていいんです。打たれることは仕方がないことです。 ただ、自分が打たれ弱いということを自分で認めてあげてください。 「打たれ弱いから……」と卑下してしまうと、ますます自分の力を信じられな くなっていきます。 極論は打たれ弱いことを楽しむぐらいに打たれまくってみてください。 打たれても打たれても、続けることはできます。 わたしもブリタニカ(教育企業)時代、どんなにつらいことや嫌なことがあっ てもセールス活動はやめませんでした。 するとマネージャーになるチャンスが巡ってきました。 マネージャーになると、セールスのときとはまた違った苦労がありました。 自分ではなく部下の成果を管理する仕事だからです。 何度も挫折を味わいましたが、あきらめずに部下が成果を出せるようサポート した結果、トップセールスが輩出しました。 そして32歳で創業。資本金500万円、社員5名。ここでも千代の富士引退 記念のプログラムをつくり、まったく売れずに打ちのめされました。 1臆5000万円の在庫。妻のお腹に娘がいるとき、わたしは無一文でした。 その後息子を授かりました。 妻はオフィスで破水し、そのまま病院に駆け込んで息子を出産しました。 そのころは臨月を迎えた妻でさえ、必死でオフィスを守っていかなければ ままならない状況だったのです。 こうした状況でもただひとつ続けてきたことがあります。 それはあきらめないことです。 独立して最初にいただいた仕事は、5万円のコンサルティング。 そこから継続して少しずつ広げていって140名規模の会社になりました。 打たれ弱くたっていいじゃないですか。わたしだって打たれ続けています。 決して打たれ強いとは言えないかもしれません。 ただ、打たれても打たれても歩みをやめなければ、少しずつできることが増え ていきます。 成長に焦点が当たれば、できない自分を低く見たり、他人からどう思われるか は気にならなくなります。 行動することで、打たれ弱いという思い込みをしのぐ、自分の底力を感じられ るでしょう。 (参考文献:青木仁志著 「勇気の書」 アチーブメント出版)________________________________________ *著者の体験にはインパクトがありますが、学べるのは誰にでも打たれ弱い面 はあるということ。 ただ、その自分の弱い面を認めないと成長できないということです。 弱さを認めて、自分を卑下(自己限定)するか、あきらめずに前に進むか、 これは本人次第です。 自分はダメな人間だ、弱い人間だ、と一時的に思い込むのはよくあること です。 しかし、一時的に落ち込んでも、自分が目ざすべきものがあればまた気持ち に元気を取り戻すことは十分可能です。 文中にある、自分の「成長に焦点を当てる」ことが何よりも大事なことの ようです。 人生の大きな目的は、自分自身が成長すること。 そのことで周りも幸せにできる生き方をしたいものです。