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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「死神の棋譜」です。 死神の棋譜 [ 奥泉 光 ] 将棋が好きなので、将棋に関係する小説も 結構読んでいます。 今回の「死神」の棋譜とはいかなるものか・・・ 話の中に、実名の棋士が出てくるのはちょっと 面白かったです。 それも木村、升田、大山という伝説的棋士 だけでなく、羽生、佐藤、森内、丸山、 渡辺といった今の棋士も出てきます。 なんかリアルな雰囲気にワクワクしますが、 そんな中で将棋を超えた将棋、というものが あり、その戦いこそ、真の戦いという話が 出てきます。 その将棋に魅せられたと思われる症例会員が 亡くなり、その謎に迫ろうとする中で、 主人公の北沢は虚構と現実の間に揺さぶられる ことになります。 終盤になって様々な事実が明かされますが 決定的なものはなく、真実はどこにあるのだろう という感じでした。 後、死神の棋譜って結局何だったのだろうと いうのもわからず、ちょっと消化不良な感じ です。 北沢と恋仲になった玖村が、真実を告白とか してくれたら良かったんですけどね〜 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.04.13 21:17:15
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