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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「お迎えに上がりました。国土交通省国土政策局幽冥推進課3」です。 お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課3 (集英社文庫(日本)) [ 竹林 七草 ] 元国民様である地縛霊を楽土を送ることを推進する課で 頑張る夕霞のお話の3巻です。 今回は単に居座っている地縛霊のお話ではなく、亡くなった 奥さんを気遣い、限界集落に居座る「現役国民様」のお話 と、恨みが募って妖怪化してしまった地縛霊のお話です。 相変わらず夕霞は大活躍なわけですが、そんな中、夕霞の 師匠?、先輩である火車の存在が消えてしまいます。 火車は妖怪なわけですが、妖怪は人の伝承、思い、文化の 中があってこそ存在できます。 火車は葬儀(野辺送り)に関係する妖怪で野辺送りが 文化としてなくなってしまった現代では火車の存在が 薄れてしまうのも、仕方のないところ。 しかし、まだまだ一緒に仕事がしたい夕霞は一計を設けて 火車を黄泉より呼び戻すことに成功したのです。 夕霞のまっすぐな思いと、思い切ったヒラメキで今回も 大活躍でした。 火車も今後も無理しない程度に頑張ってね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.05.28 11:37:04
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