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書の勉強の方法(学書)は、「先生の前で書く」と言うのが一般的だと思います
これは、「手習い」という方法で、一般的です。小学生のとき習字教室で書いていたのを思い出す人も多いのではないでしょうか 文字どおり、教えるほうも手をとって教えます。習うほうは筆を持ってもらって稽古します。 さて、基本の運筆なり線の表現が出来てくると「目習い」という稽古の仕方に変わりますこれは先生に書いてきたものを見せて批評を受けることを言います。もう、手取り足取り教える「指導」ではなく、その人の作品に対して「批評」を以って指導に代えることを言います目習いまたは見習いともいい、自分の作品だけを見るのではなく、稽古中は他者の作品に対する先生の批評、アドバイス、そして手習いを過ぎると滅多にない先生の範書(手本の揮毫)など自他の書をいかに目で見てその表現を研究するかが決め手となる学書の方法です 私も、師匠には目習いで稽古をつけてもらいました。最初は戸惑いがあるものですが習字から書芸へ、生徒から書家としての弟子への移行に伴い書学の方法も変わり表現の勉強になったものです 本会でも一滴流書道免許皆伝以上は稽古の方法を手習いから目習いにしています。これは一個の書家としていつまでも「お手本」が無ければ書けない様では困るからです 本会では手本なしの表現が可能になれば教授免許を授与し取得後は「書学研究一滴会」(教授会)の会員として更なる書の研鑽に力を入れています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年10月29日 23時57分53秒
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