カテゴリ:革物
先日のギャランティカードがついてきたのは、
フルハルター別注WSのペンケースです。 最初に見た時から欲しかったのですが、 なにせ値段が値段なので、こんなの買えないと思っていました。 それから2年余りが経ち、フルハルターのサイトを見ていると、 昔のブッテーロを使った革製品を作ったとニュースが出ていました。 それでプチンと、頭の中のどこかが切れて(まだ切れていないところがあったみたいです) 問い合わせをしてみたところ、初回入荷分は完売だけど、 次の入荷分だったらまだ大丈夫ですよ。という事でした。 ただ、いつ入荷になるかわからない、といういつものパターンだったので、 そこから待ちました。 そして、幸い?な事に、500円玉貯金がちょうどいっぱいになったので、 それを取り崩したところで、お金はなんとかなりました。 (残りは、コートを買う予定です) そして、先日、入荷したと連絡を頂きましたので、 ウキウキしながら、フルハルターに出向き、現物を見せて貰いました。 このお店の素晴らしいところは、たとえ予約していたとしても、 それは仮予約で、現物を見てキャンセルが可能なことです。 革製品に限らず、万年筆もそうです。研ぎを入れたらダメですけどね。 そこで、ブッテーロを見せてもらったのですが、 少し思っていたものと違っていました。 このREPOSEというペンケースは、非常に無骨で 戦艦や空母を思わせるような重厚さがあり、それが非常に魅力的でした。 それがブッテーロを使ったペンケースだと、 イメージとちょっと外れている感じがありました。 もちろん悪いわけではないのですが、直感的にこれはなんだか違う。 と感じてしまったら、躊躇ってしまいます。 そこで、他の革や色の同じペンケースを見せて貰い、 ずっと眺めていたのですが、結論としてイメージに合うのは、 WSが昔からずっと使っていたサドルレザーのチョコでした。 でも、昔のブッテーロを使ったペンケースなんて もう入手できないしなーとそこでイヤらしい考えも生まれ、 苦悶していました。 傍から見たら、怪しさ満載ですね・・・ 結局、悩んだ末に、サドルレザーのペンケースを購入する事にしました。 非常にゴツい作りで、縫製もキレイです。 値段は高いですが、それだけの手間を掛けて凝った作りになっています。 これは量産には向いていないですね。 このペンケースには、モンブランの149や ペリカンのM1000などの大型万年筆が余裕で入ります。 写真の万年筆は、中屋の輪島漆塗のライターポータブルサイズです。 クリップで固定できるような作りで、 これは森山さんが拘った部分です。 薄めの革で、跡が目立たないように、シボ革が使われています。 非常に縫製をし難い箇所ですね。 これは比較的キレイな丸みを帯びていますが、 見せてもらった中には、少し潰れてしまっているものもありました。 職人泣かせの品ですね。 刻印はフラップの裏になされています。 普段目立たないところですが、そのさりげなさが良いですね。 フラソリティと比較するとこのような感じです。 全長や横幅はほぼ一緒で、厚みのみが違います。 それでも、これだけ印象が変わります。 どちらも、とてもカッコ良い、素晴らしいペンケースだと思います。 ひとつのペンケースをずっと使い続けるのもありですが、 気分に応じて、朝、どっちにしようと悩んで使いわけるのも楽しそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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