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<吉田首相暗殺>旧日本軍の再軍備派が計画 CIA文書
【ワシントン及川正也】旧日本軍参謀本部内の一部の日本再軍備派が1952年7月、再軍備に否定的な吉田茂首相(当時)の暗殺を計画していたことが26日までに秘密指定を解除された米中央情報局(CIA)の内部文書(52年10月31日付)などから明らかになった。 暗殺計画を立てたのは旧軍の作戦課長だった服部卓四郎氏ら6人。 服部氏とともにマレー上陸作戦などを指揮した元陸軍参謀の辻政信氏が日本の急速な再軍備には米国の協力が不可欠と主張し、服部氏は支持した。 背景には日本の再軍備路線を否定し、米軍の保護に依存する吉田首相の政策に対する不満があった。 服部氏らは吉田首相を暗殺し、代わりに鳩山一郎元自由党総裁を首相に就任させるクーデター計画を立案した。 しかし、辻氏は保守政党の自由党が政権にあるうちはクーデター計画を断念するよう説得した。 服部氏らは吉田首相の暗殺は断念したが、吉田政権に打撃を与えるため他の政府高官を暗殺することも一時検討したという。 2月27日11時13分配信 毎日新聞 __________________ 旧日本軍将校ら、吉田首相暗殺を計画…CIA文書 【ニューヨーク=大塚隆一】旧日本軍の参謀本部作戦課長を務め、戦後は連合国軍総司令部(GHQ)の秘密工作に関与した服部卓四郎氏らが1952年7月、当時の吉田茂首相の暗殺を企てていたとする報告が解禁された米中央情報局(CIA)の文書から見つかった。 同年10月31日付のCIA文書によると、服部氏ら旧日本軍将校を中心とする6人のグループは、吉田首相が公職から追放された者や国家主義者に敵対的だとして不満を募らせ、暗殺によって首相を鳩山一郎氏にすげ替える計画を立てた。 しかし、戦時中からの盟友で、グループの表向きの代表になっていた元陸軍参謀の辻政信氏が「クーデターを起こす時ではない」「敵は保守の吉田ではなく、社会党だ」と説得し、思いとどまらせたという。 2月26日23時3分配信 読売新聞 __________________ 旧軍幹部らが吉田首相暗殺狙う 1952年夏にクーデター計画? ■CIA文書で確認 1952年7月、当時の吉田茂首相に不満を募らせた旧日本軍幹部らのグループが一時、クーデターを計画していたことが、25日までに解禁された米中央情報局(CIA)の文書で明らかになった。吉田政権転覆を狙ったクーデター計画の存在が公文書で裏付けられたのは初めて。 1952年10月31日付のCIA文書によると、クーデターを企てたのは元参謀本部作戦課長の服部卓四郎氏(故人)ら。自由党の吉田首相が公職から追放された者や国粋主義者らに敵対的な姿勢を取っているとして、同首相を暗殺し、民主党の鳩山一郎氏(同)を首相に据える計画を立てた。 しかし、服部氏の友人で元参謀の辻政信氏(同)が「今はクーデターを起こす時ではない」と説得。グループはクーデターは思いとどまったものの、政府高官の暗殺を検討したという。 CIAは日本からの「情報リポート」として、ワシントンに報告した。報告は「このグループは日本全土で50万人の支持者を得ている」としているが、計画の細部は伝えていない。 米国立公文書館の調査グループがCIA文書を基に作成した報告書によれば、服部氏は第二次大戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の歴史課に勤務し、GHQ参謀2部(G2)の承認の下、内外の秘密工作に関与した。 服部氏は、日本の再軍備は「民主的手段」では達成できないと考えていたが、こうした信念をG2に悟られないようにし、G2に全面的に協力するかのように装い、米側から物的支援を得ていたとされる。(ワシントン 時事) [産経新聞] (2007年2月27日) ■汚らわしい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 28, 2007 05:23:21 AM
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