曹操注解　孫子の兵法

■黄菊副首相が死去＝江氏側近の「上海閥」－中国

　【北京2日時事】中国共産党政治局常務委員で、党内序列第6位の黄菊副首相が2日午前2時（日本時間同3時）すぎ、病気のため北京で死去した。68歳だった。国営新華社通信が党中央・国務院（中央政府）の訃告として伝えた。
　黄氏は江沢民前国家主席の側近で、「上海閥」の代表的指導者。昨年9月に陳良宇・前上海市党委書記が汚職事件で解任されたのに続き、上海閥の影響力がますます弱体化するのは必至で、今秋の第17回共産党大会に向けて胡錦濤国家主席は権力基盤をより強固なものにするとみられる。
　2006年1月、膵臓（すいぞう）がんを患い、手術を受けて以降、9人いる政治局常務委員がそろう場でも、公式の場に姿を見せることが少なかった。秋の党大会での引退が確定的だったため、黄氏の死去が胡錦濤政権に与える影響は小さいとみられる。　 6月2日10時1分配信 時事通信
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■黄菊副首相が死去　中国序列６位　上海閥の大物　


　【北京＝野口東秀】中国の国営新華社通信は２日、黄菊副首相（６８）＝政治局常務委員＝が北京で死去したと伝えた。黄副首相は共産党序列６位。膵臓（すいぞう）がんを患っていたとされ、中国筋によると、最近は危篤状態だった。黄副首相をめぐっては、上海市の巨額汚職事件に家族が関与した情報が流れるなど、昨年の早い段階で「政治生命は終わった」との見方が強まっていた。

　上海では、同市トップだった陳良宇・前共産党委員会書記が社会保障基金をめぐる不正流用に関与したとして解任された巨額汚職事件が浮上、黄副首相の妻や実弟が不正流用にかかわったとの情報が流れ、一時、家族は軟禁されていたとされる。

　黄副首相は、昨年１月から４カ月以上登場せず、１０月以降は上海を中心に公務を続けていたが、政治局委員が集まる公務には現れなかった。

　黄副首相は、江沢民前国家主席を頂点とする「上海閥」のメンバー。上海汚職事件での引責と体調不良を理由に昨年秋の段階で辞任の意向を示したが、胡錦涛国家主席はこれを受け入れず、保留扱いにしたとされる。 6月2日16時7分配信 産経新聞
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☆黄菊さんは天安門事件直後、冷え込む上海経済を抱え、苦労した人だ。

　そのため、登小平さんの南巡講話の先頭に立ち、朱容基さんの後継者として働いてきた。

　日本と中国の板ばさみになったことも多かった。

　日本人で黄菊さんをあまり悪く言う人はいないだろう。

　誠心誠意、友好に尽くした人物だった。

　しかし家族の不始末で、かくも無念の最後となったのは悲惨だ。