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テーマ:企業買収・M&A雑感(19)
カテゴリ:M&A
M&Aには、参入に制限がなく、 先行する業者の やりたい放題の手数料体系に基づく 異常な高収益率のため、 ここに目を付けたセミナー業者が主催の 「有料のM&Aアドバイザー養成講座」は、 生徒のごく一部しか成功しない、 吉本興業の集金システムと化した、 「芸人養成学校」と同じ⁉️ ような気がしています。 真面目に取組めば、 芸人よりは、成功確率は高い とは思いますが、 芸人と同じで、努力だけでは 超えられない資質という壁もあります。 誰でもM&Aに携われるため、 副業として、誰でも出来る と勘違いされているようですが、 誰でも出来るのは「案件紹介業務」 であり「アドバイザー業務」ではない という認識が必要です。 さらに、 M&Aの実質的な成功率は 3割程度と言われたおり 「なんちゃってアドバイザー」 には、荷が重すぎます。 現に、 先行する専業大手業者から聞いた 正社員のリアルな離職率は、 正確な数字は開示できませんが、 離職率の高い生命保険募集人より 高いかも知れません。 日本M&Aセンター 社員数 582名(連結) 昨年度実績 成約 150件 従業員1人あたり、0.25件 半分内勤として、2人で1件~2件。 これが、業界平均。 ストライクは、1人で1件。 つまり、専業のプロですら、 年間平均1人につき、1件程度の成約であり、 案件を成約して、稼いでいるのは、 適正のある、ごく僅かの人員だ⁉️ ということです。 なのに、高収益なのは、 逆に言えば、案件ごとの 手数料収入が、かなり高い ということです。 頻繁ではないが、大口の一案件で、 数百万円以上の手数料が発生する、 生命保険の法人契約に似ています。 これから、M&Aに参入を考える方は、 このような現実を認識した方がいい と思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.06.07 09:25:57
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