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テーマ:脳卒中-闘病日記(253)
カテゴリ:脳卒中・闘病・リハビリ
先生の説明を詳しく聞いた。
現時点でのお父さんの要治療項目: 1.低ナトリウム血症 2.水頭症 3.抗痙攣 ------------ 1.低ナトリウム血症 血液中のナトリウムが不足気味。 原因は、SIADH Syndrome of Inappropriate Secretion of Anti-Diuretic Hormon 抗利尿ホルモン分泌不適合症候群 本来、脳下垂体でホルモンが作成されて血液中に送られる。その元締めになるのが視床下部。 前交通動脈瘤破裂で、このすぐ後ろへの視床下部への細い血管に梗塞が起きて障害が起きた可能性がある。 後葉で作られる抗利尿ホルモン分泌の調整に障害があり、低ナトリウム血症を引き起こしている。 SIADHだと、発症からしばらくは、尿がたくさん出て、しばらくすると落ち着くが、その後、こんなふうになるらしい。 当初、膀胱炎対策などもあり、1日1200CCの水分補給をしていたが、逆に水分制限を現在は行っている。 水分制限すると、尿量が減少して尿路感染、膀胱炎や腎盂腎炎などのリスクが高まるので、注意が必要。 現在、1日の水分補給を600mlにして、尿を少なくし、一方で体内にたまりがちの水を出すようにしている。 体内に水がたまる、といえば、やせているお父さんの手が先日、確かにむくんでいた。 ラシックスという利尿剤使用。 2.水頭症 現在、安定しているが、まだ標準よりも少し脳室が大きい状態なので、様子を見ながら、もう少し小さく調整をすることが目標。 3.抗痙攣 現在、前の病院のときから続いているエクセグランという痙攣抑制剤を1日400cc さらに、デパケンという副作用のもっとも少ない部類の抗痙攣剤も使用。 ●7月6日(木)再び、嚥下造影検査の予定 ●来週、気管切開部を閉じる! 第15回 日本意識障害学会 主題「医療と芸術の融合による意識障害治療」 http://www.doc-japan.com/stc2006/ 第2日目の7月14日(金)午後5時~ セッション8 「治療と介護介入・介護ケア・社会支援体制」 主治医が中心的役割を果たしておられることもあり、ここで、5分間、私も患者家族の立場で発表することになった。 夫の発症からこれまで、たくさんの方々にお世話になり、支えられてきたので、少しでも参考になるような発表をして、ご恩返しができれば、と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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