星一つ消ゆ fu
鳴神や地上の星のひとつ消ゆ 風子ナイターや夜空に描く夢アーチ 故 志水 芯さん雷鳴と閃光が走るナイターの空にかかる虹のアーチに彼はどんな夢を描いたのだろうか昨夏8月19日の上掲の写真俳句を最後に投稿が絶えていて去る5月5日帰らぬ人となったとの訃報に接したhttps://plaza.rakuten.co.jp/shimizushin/芯さんはすばらしい詩人だった優しくって暖かいひとだった が ゆえに不条理を許さない厳しさがあった難病の上に失明、明日の見えない透析の日々など孤独な長い闘いそんな生活の中で写真俳句に生きる意味を托していた芯さん民に寄り沿わない政治を怒り、日本の明日を憂いた投稿も欠かさなかった芯さんの死を悼みながら、改めて中島みゆきの「地上の星」の意味を問い直している人は天空に輝く星に眼を奪われがちだキラキラと輝く星を仮に 掴んところで 氷のようで空しく溶ける目立たない所にも輝く地上の星はある自分らしい生き方を見つめよう、とそんなことを考えさせられる歌のように思う地上の星は何処へ行った?