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テーマ:戦争と人間(179)
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韓国映画「タクシー運転手」ー約束は海を越えて、を見た。いうまでもなく、名作である。 1985年5月の光州事件を描いた作品である。その当時、大変な事件が韓国の講習で起きた。 と言うのは日本に風評として伝わっていたが、事件の全貌が分かると日本も全世界にも衝撃が走った。しかし、命がけでスクープした記者と平凡な人々の勇気で、日本に持ち込まれた映像は、独裁政権を崩壊させる流れを作った。報道が如何に大事であるかという証拠である。 この作品を見終えた時、あれほどの残虐な映像が流れ乍ら、殺伐とした気分はなく胸が温かくなった。、快い感動だった。暴力に抵抗する平凡な市民の人間性に感動したのだろう。 今、現実はガザでウクライナで理不尽な暴力が起こっている。しかし、全世界がこの事実を見ている。 必ず、暴力は平和を願う善良な人々には勝てない。 「喜びも悲しみも幾年月」は名匠木下啓介監督の「灯台守」の夫婦の一生を描いた傑作だが、今年も様々な世相が国の内外をを賑わした。平凡に暮らしたい、静かに暮らしたいと願うささやかな夢さえ叶えられない 多くの人々の顔が浮かぶ。「僕は何も悪いことをしていないのに‼」血にまみれた顔で叫び少年の姿。埃にまみれて祖父にしがみ付き震えている少女、日本の社会ではありえないことが、TVの画像から私たちの目に飛び込んでくる。暴虐の限りを尽くす憎悪に満ちた狂気が街を破壊する。 理想とは程遠いかもしれない!一部の独裁者,偽善者の暴虐を許さない世界を作るのは。しかし、ヒットラーの野望も打ち砕いた人類がなしえないことはない。理想の世界へ小さな声を挙げよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年12月07日 14時12分22秒
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