ふなきちブログ

大分前ですが、古本で、「純米酒を極める」という本を買いました。軽快辛口の純米酒をぬる燗で、という著者による、8年前に出版された日本酒復興のための本です。

実はまだ全部は読んでいないのですが、少なくても日本酒を愛して止まない方であることは分かる書きっぷりです。

まぁ、財務局鑑定部を経てた後、鳥取県工業試験場で日本酒を造っていた方ですので、当然といえば当然かもしれません。

この方が勧める酒の飲み方の一つに、「夏の間じっくりと寝かせた秋上がりの純米酒に割り水をかけ、ぬる燗にして飲む」というのがあります。

こんなことを紹介したのは、先だって飲んだ「奥」が、私にはちょっと強い酒だったからです。度数は18度以上19度未満だそうです。

無濾過無調整原酒　奥　純米吟醸
蔵元　山崎合資会社（愛知県幡豆町）
酒米　夢山水
精米歩合　６０％
日本酒度　＋２．０
酸度　１．８
アミノ酸度　１．３

華やかな香りがあり、しかもできるだけ濃い酒を造りたいという意図で造った酒だそうです。

面白いのは、同じ酒を出荷時期によって区別しているところ。

12月～3月　生
4月～8月　若(火入れから半年未満)
9月～3月　旬（半年経過してまろやかに）
4月～8月　熟（1年経過して、奥行きとコク）

今回飲んだのは、2007BYで、2009年11月製造です。熟を通り過ぎて熟々？


燗で飲んだのですが、日本酒を飲み慣れていないからなのか、旨い酒であることは確かですが、ちょっときつかったですね。先に本を読んでいれば割り水をしていたかもしれません。

燗にしても臭くないのがいいです。そこらの焼鳥屋とか居酒屋で出てくる日本酒とはわけが違います。

そんなもんと比べるな～と言われそうですけど、身近な日本酒ってこんなもんですから。

強い酒だなどと言いながら今回もきっちり３晩で飲み干しましたのですが、割り水してスイスイと飲みたかったなぁ。


ワイン　23本
　赤ワイン12
　（NSG1 HCdB1 HCdBV1 HCdN1 Morgon1 ブル3　パスグラ1　
ボルド1 ドルチェット1 プリミティーヴォ1）
　白ワイン9
　（ブル1 シャブリ1 マコン1 VdP1 伊2 チリ3）
　泡系2
　（ランブルスコ1 スプマンテ1）

その他の酒　5本
　日本酒2（豊盃2 菊の井1 岩手1 愛知1）
　
男の手料理'10　38品