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☆幸せ風船のちょっとした気づき☆

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November 10, 2004
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カテゴリ:私の好きな本
著者:丸山 浩路氏
本気で生きよう!何かが変わる


「私、こっちの耳は聞こえないんです」


ある日の講演が終わった後のこと。

一人のご婦人が高校生くらいのお嬢さんを連れて、
楽屋にいらっしゃいました。

「丸山先生のお話、とても感動しました。 勇気が出ました」
と、おっしゃると、ご婦人は少し顔を紅潮させて、

「先生、私、こっちの耳が聞こえないんです」

著者は厳しい言葉だとは承知の上で
「お引き取りいただけますか」

 ご婦人はエッと驚いた表情で私を見つめていました。

「先生はあれだけの講演をなさる方ですから、もっと
 ご理解がある方だと思いました。

 耳の聞こえない人の立場をわかってくれると
 思いました。

 だから、人に言えないことを申し上げたのです」

著者は聞き返しました。

「そっちの耳は聞こえない?じゃあ、もう片方の
 耳はどうなのですか?」

「聞こえます」

「では、なぜそれを先におっしゃらないのですか?」

『こっちの耳は聞こえない』とおっしゃったときの
 あなたの暗い表情。沈んだ眼差し。

そのマイナスの気持ちを初対面の私にぶっつけて、
あなたはうれしいですか」

「・・・・・」

「なぜ失ったものを数えるのですか。
 どうして残ったものを素敵だと思いにならないんですか。

『こっちの耳は聞こえない』。そうあなたに言われて、
 私はどう答えればよいのでしょうか。

 かわいそうですね。お気の毒ですね、大変ですね・・・。
 そうお答えすればいいのですか」

ご婦人はやっと口を開き、
「じゃあ、私、何と言えばよかったのでしょうか」

「『こっちの耳は聞こえるんです。』そうおっしゃってください。
そうすればこう答えられます。

『ああ、それはよかったですね。どちらかの耳が聞こえれば
それで十分ですよ。そっちの耳が聞こえて本当によかったですね』と。

私だって、ハッピーになれます。あなたと笑ってお話ができます。
こっちの耳が聞こえないのではない。こっちの耳は聞こえるんですよ」


それまで、だまって会話を聞いていたお嬢さんが、突然、ご婦人に
向って、声を上げました。

そうよ、ママ。こっちの耳はきこえるのよ!」

何か新しいものを発見したかのように目を輝かせているお嬢さん。

その言葉をかみ締めるように目を閉じていたご婦人。
「丸山先生こっちの耳は聞こえるんです・・・。こっちの耳は聞こえるんです・・。」

そうおっしゃったときのご婦人のなんとすばらしい表情。

キラキラした瞳。明るい光に満ちた顔にかわっていったのです。

「ママ!今のママの表情、これまでの中で一番素敵!」

そういってご婦人に抱きついたお嬢さん。頬に涙をこぼし、
顔をくしゃくしゃにして抱き合う二人。

著者の胸にも熱いものがジンと込み上げてきました。

「よかったね。本当によかったね、お母さん。こっちの耳は聞こえるんだよ。
聞こえるんだよ・・」心の中で思わず繰り返していました。


「こっちの耳が聞こえない」と言い続ければ、「聞こえない」と
いうマイナスの影に包まれた表情になってしまいます。

「こっちの耳が聞こえる」と言い続ければ、「聞こえる」という
プラスの光に包まれた表情になっていきます。

だからこそ、失ったものより、残されたものを大切にしようじゃありませんか。

自分に与えられた”波の形”を受け止めようじゃありませんか。

そうすれば、きっとマイナスもプラスに変えていくことができます。

自分自身を変える事ができるのです。

自分自身だけでなく、周りの人間の心までも変えていくことができるのです。



 本文の一説をまとめてみました



真剣に生きる著者の人生を中心に描かれております。

そこで起こるエピソードや素敵な出会いをショート

ストーリーとして随所に取り込まれております。


最初から泣けました。そして、笑いました。

まさしく、泣けた、笑った、心が元気になった!ですね。

とにかく、著者のちょっとかわったところ、すごく人間味あふれるところ。

本文に流れがたくさんあって、涙、楽しい、感動、に、つきました。

なかなか、最近こんなに人間味あふれる、暖さにみちた本に触れることは

なかったのでは、と。

ついつい、3回読んでしまいました。


読み終わって後ろを見たときに、私の本棚に帯のついているもう

一冊の同じ本を発見。

前に買った本で、なんか読んだことがあるなと思いながら、

また本屋で買ってしまった。

また、また2冊買ってしまったバルーンでした。

著者は、物事を考える起点を一番下に基準をおく。

といっています。

そうですね。常に、基準が一番下なら、すべてが、プラスです。

すべてに感謝の心が芽生えます。

たとえば、今日も一日何もなく過ごせた。

寝る家がある。ご飯が食べれた。家族に何事もなく過ごせた。

すべてが感謝です。

一つ一つに感謝しながら、さらに前を向いて進みたいですね。





そして、本文の中より印象に残った言葉を、最後にもうひとつ。


心が変わると態度が変わる

態度が変わると行動が変わる

行動が変わると習慣が変わる

習慣が変わると人格が変わる

人格が変わると出会いが変わる

出会いが変わると運命が変わる

運命が変わると人生が変わる






参考文献

     本気で生きよう!なにかが変わる。
          
1999年  10月31日 第1刷発行
2001年  10月10日 第10刷発行

著者:  著者:丸山 浩路さん
発行:  大和書房





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Last updated  January 14, 2017 06:53:36 PM
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