☆幸せ風船のちょっとした気づき☆

著者：丸山　浩路氏

☆波の形はみんな違う




ある小l学校で講演に招かれたときのことです。


「海岸に押し寄せては引き返す波の形は、全部ちがう
　同じ形なんて全然ないよ。
　
　人間もみんな違っていて当たり前なんだよね。
　世界中、たくさんの人がいる。

　みーんな形が違っている。
　同じ人なんて絶対いないんだ。

　だから、他の友達と比べて、落ち込んだりしなくていい。
　他の人と違っていても、これが私の形なんだと思って、

　そこから、自分のなりたい波の形にへーんしん（変身）
　すればいいんだよ」


数日して、その小学校の生徒から一通の手紙が。


「丸山先生、波のお話、ありがとうございました。

　正直、私は今までソフトボールがいやでした。
　ボールを受けるのが怖いし、ソフトボールのある日は学校を休みたい
　と思うほどでした。

　でも、先生の波のお話を聞いて気づきました。
　私は、ボールを受けるのが怖い波の形なんだと。

　ボールを受けるのが平気な波の形にへーんしんするためにがんばればいい。
　みんなにも助けてもらえばいいんだ。

　そう思ったら、勇気が湧いてきて、ソフトボールが少し楽しくなりました。


それから、友達の慶子さんはみんなに意地悪ばかりする人でした。

お父さんとお母さんが、離婚したのです。
だから、落ち込んでいて、特に私にすごく意地悪でした。

その慶子さんが丸山先生の話を聞いた後、私を体育館のはじっこに
引っ張っていきました。ジーッと私を見つめました。

そして泣きながらこう言いました。

『ごめんね。意地悪ばかりして・・・。
　私はさ、お父さん、お母さんが別れた波の形なんだよね。

　あなたはお父さんとお母さんがいっしょの形なんだよね。
　違っていてもいいいんだよね。

　それを・・・バカみたい。

　落ち込んで、みんながうらやましくて、だから意地悪ばかりして・・・・
　いままでのことごめんね』

それからの慶子さん。
やさしくなって、クラスの人もびっくり。

この世の中、数えきれないほどの人間がいても、
私の波の形は私だけのもの。

ひとつ、ひとつとして、同じ形のものはありません。

そして、その波の形がどんなものであれ、

まず、それを認めようではありませんか。

受け止め。

そして、そこから「へーんしん」していこうじゃありませんか。

人生の舞台に寄せては返す波の数々。

波の数は無限にあります。

そして、それはどんな形にも変わることができるのです。



本文の一部をまとめてみました。

前回に引き続き

本気で生きよう！何かがかわる。から、たくさんのことを学び、
たくさんの気づきが得られました。

まずは、自分はどんな波の形なのか、自分のことを理解することが大事ですね。

自分のをしっかり見つめなおし、そこから自分なりに前を向いて前進していくんですね。

自分に適した道、自分が一番力を出せる人生を選んで進んでいく。

そして、幸福を手に入れる。

手に入れた幸福を今度はみんなと、分かち合う。

とっても素敵なことだと思います。

著者の人生は、カンセラーやセラピストとしてナンバーワンを目指します。

次に、自分しかできないものは何なのだろうか。
自分だけができる生き方とはどんなものなのかと、

オンリーワンの道を目指します。

ナンバーワンよりオンリーワンの生き方を求め、
二度とない人生を生き直そうと決めます。


そして、最後には、オンリーワン「この人すごいな」という段階から、

「この人素敵だな」と思われる段階、ナイスワンへと進みます。


著者の素敵な出会いや体験がたくさんこの本に盛り込まれております。

まさしく「本気で生きよう！なにかがかわる」

本書にぴったりのタイトルだと思いました。

10回読んだら、何かが変わるのでは・・・・。



今日の昼時間にちょっと読んだら、

また涙ぐむバルーンがそこにいました。





参考文献

　　　　　本気で生きよう！なにかが変わる。
　　　　　　　　　　
1999年　　10月31日　第1刷発行
2001年　　10月10日　第10刷発行

著者：　　著者：丸山　浩路さん
発行：　　大和書房