ハクソー・リッジ
アカデミー賞にノミネートされた作品ですね。舞台は第二次世界大戦の沖縄です。米軍と日本軍の戦いを描いた戦争映画です。しかし良心的兵役拒否者という言葉を初めて知りました。武器を持たず、衛生兵として負傷兵を助け続けた実話がベースです。たぶん戦争の悲惨さを伝えようとしているんだと思うのですが、戦闘シーンが超リアルで、死体のリアルさはスプラッタ映画の比ではない。しかし、日本兵がこんなに恐ろしく描かれている映画は初めて見ました。地下壕から湧き出てくる様や刀での戦闘シーンを見ていると大河ドラマのようで、確かに日本のステレオ的な戦い方を忠実に再現しているように思えました。米兵がなぜ日本兵に恐怖を感じるのかが初めて伝わってきた気がします。この話は実話ベースですので、モデルとなった人たちのインタビューとかその当時のニュース映像が流れるのですが、主役と恋人の雰囲気をそのまま役者が再現しているような感じがして、ちょっと微笑ましかった。二日続けて第二次世界大戦時代の映画を見ました。昨日は日本側から、今日は米国側から。なかなか考えさせられます。と言っても考えがまとまるわけではないのですが・・・・。