|
全て
| カテゴリ未分類
| Fish on!!
| Octopuses
| カブトエビ飼育日誌!
| あいうえお日記
| 長野県高校入試
| My Favorite Songs
| 教者と習者
| ガキの頃
| Memories
カテゴリ:Memories
シリーズ唯一の「教務ネタ」です。
言うまでもなく,「塾屋」には様々な形態があります。 大手塾(予備校)で講師をされている方,何人かで共同経営をされている方,そして,最も多いと思われる個人の塾。 師匠も私も所謂「個人塾」です。 その個人塾も千差万別で,個人経営でありながら何らかの形で業務を分担している場合もあれば,我々のようにすべてを自分一人で切り盛りしているところもあります。 一方,教科指導という点では,大きくspecialist(専門家)とgeneralist(万能家,何でも屋)に分けられます。 前者は「ある特定の科目」の大家,後者は「5教科何でもOK」という感じです。 これら2つの要素はある程度関連していて,人材が豊富な大手塾では,どちらかと言うとスペシャリストが歓迎される傾向にあるのに対し,一人ですべてこなさなければならない個人塾では,ゼネラリストにならざるを得ない傾向にあります。 程度の差こそあれ,スペシャリストは特定の科目に「狭く・深く」,逆に,ゼネラリストは(得意・専門科目を除いて)「広く・浅く」というケースが多いようです。 私の場合は典型的なゼネラリスト。中学5教科と高校英数国(ただし,数学はIIBまで)を「守備範囲」としていますが,中学英語以外,これと言った「取り柄」はありません。 では,ウロコ先生はと言うと…。 強いて「分類」すればゼネラリストということになるでしょう。 中学5教科は言うに及ばず,高校生に対してもほぼ全教科対応が可能という,圧倒的な守備範囲を誇っておられました。 その上,大学入試の小論文も扱っておられたのですから,私から見れば羨ましい限りです。 でも,ただのゼネラリストではありません。 誤解を恐れずに書かせていただくと,それぞれの教科に対して,スペシャリストを自任されている方々よりも高い教務力をお持ちでした。 その点は,ご自分でも自覚されていたようで,「それぞれの教科でオレより力のある塾長はいるが,『総合力』では誰にも負けないだろう」と豪語されていました。 だからこそ,同業者のスキルに関して容赦ないダメ出しをしたり,大した力もないのにブログでエラソーな記事を書いている同業者に腹を立てたりしておられたのでしょう。 このような表現が適切かどうか分かりませんが,私なりに形容すると,師匠は「究極のall-rounder」でした。 すべての教科に対して,これほどの知識と理論,そして,何よりも「深み」をお持ちの方を私は知りません。 もちろん,卓越した資質をお持ちだったのでしょうが,「究極のオールラウンダ―」たる「表面的な」理由は,師匠が文転(理系専攻者が途中から文系に転ずること)組だったことと,高校時代にキチンと勉強された方だったことです。 「ウロコ流」というのは,教科の垣根を超越した,誰にも真似のできない究極のメソッドなのかもしれませんね。 私が死ぬまで精進したとしても,決して師を超えられない最大の障壁はここにあります。 反面,教務以外に関して,特に「若者の流行」については無頓着もいいところでした。 例えば「A□B48の中で誰が一番好き?」と聞いても, 「何じゃ,そりゃ~? 『宇宙語』を使うな!」と返されそうです。 彼女たちをインディーズの頃から知っている私とはエライ違いです。 (弁解になりますが,私は同グループのファンでも「秋葉系のオタク」でもありません。 何より,私は丸顔のコが好みなのですが,同グループには細面のコが多いので…) 師匠の中では,「舟○一夫,橋幸○」のまま時計の針が止まっていましたから(笑)。 教務について,私ごときがこれ以上論じるのはおこがましいので,この程度に止めておきます。 次回から「最終章」に入ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月17日 00時23分03秒
コメント(0) | コメントを書く
[Memories] カテゴリの最新記事
|
|