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カテゴリ:Memories
自塾生用のテキスト開発を除けば,師匠の「日常」は比較的平穏なものだったと推察されます。
それが,会への参画を境に「仕事」が急増しました。 勉強応援掲示板のレス,メールマガジン(2誌)の執筆,そして販売用テキストの開発…。 塾の業務にこれらが加わるだけで,大きな負担となることは明白です。 マア,これだけなら私でも何とか遣り繰りしていたくらいなので過度な負担とは言えないかもしれませんが,これらに加えて,当時さらに厄介な仕事を抱えておられました。 ネットを通した作文添削の個人指導です。 例によって発起人が音頭をとって始めた企画で,非常に手間のかかるシロモノでした。 受講者にタイトルと字数を指定して作文を課し,書き上がったものをメールで送ってもらいます。 それを,添削者がアドバイスや指針をワードファイルにまとめ,受講者に送ります。 これを3回繰り返し,最終的に作文の完成度を上げようというものです。 当初,師匠は「元締め」的な統括のみを担当し,実際の運営は発起人と添削専用のスタッフとが当たるハズだったのですが,言うは易し,行うは難し。 いざやってみると,あまりの大変さに言いだしっぺの発起人が音を上げてしまい,やむを得ず師匠が引き継いだという「いわく付き」のプロジェクトでした。 惜しむらくは,この企画が,私が会に参画する以前に師匠と発起人との進められていたということ。 もし,少しでも私が関与していたら,有無を言わせずにボツにさせていたのに…。 添削スタッフは極めて高い技量をお持ちの方ばかりで,同講座は,数ある「オンライン文章指導」の中では,ピカイチの完成度を誇っていました。 作文対策でお悩みだった多くのお子さんたちのお役に立てたことも事実です。 しかしながら,「事業」としてみればあまりにも非効率的・非生産的だったことは否定できません。 趣旨には賛同できても,現実との乖離が甚だしい,発起人ならではのムチャな企画でした。 発起人が投擲してしまった時点で作文添削の講座を消滅させてしまえば話が早かったのですが(現在は「休眠状態」のままです),師匠は不条理にも同プロジェクトを丸ごと引き継ぎました。 すべて,責任感の強さと義理堅さが成せる業でした。 発起人の安易な企画に,深慮せずにGOサインを出してしまったことへの贖罪。 発起人の身勝手さから受講者の方々に迷惑はかけられないという義憤。 添削専用のスタッフとして加わって下さった方々への信頼関係の維持。 様々な要素が師匠をしてこのような決断をさせたのだと思われます。 やると決めたら徹底的にやるのが「ウロコ流」でもありました。 ナント,「添削の添削」までこなしておられたのです。 すなわち,添削スタッフから受講者へ送るファイルの「下書き」がいったん師匠へと送られ,それらを師匠が「添削」してからスタッフへと再送し,アドバイスに基づいてリライトしたものが受講者へ届くという,極めて手間のかかる方法を採られたのです。 自塾の業務,ノルマとしての会の仕事,これに「添削の添削」が加わるのですから,忙しさと言うか仕事量は想像を絶するものがあります。 さらにこの時期,「厄介な弟子」が師に思い切り負担をかけていましたし…(苦笑)。 暫くの間,師匠は愚痴一つこぼさず,激務に耐えておられました。 辛うじて「一人歩き」ができるようになった私は,ようやく,周囲に目を向けるだけの余裕が生じてきました。 「このままでは,師匠は『命を削りながら』会に殉じてしまう…」 恩返しの手始めとして,師匠の負担を如何に軽減するか,奔走し始めたのですが…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月03日 22時40分10秒
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