さよなら夏休み
夏休み最後なので、お食事会です。去年のクリスマス以来のウェスティン大阪です。前回、福袋を買っていたのですが、その中身はウェスティンの3万円分の利用券。それを使ってさよなら夏休みって事で、姪ちゃん達とお食事です。ホテルのレストランによっては小学生が入ってはダメという処があります。常々、これが疑問だった訳です。家族でディナーをしたいのに、大人だけなんて。大人だけなら、町中のレストランでもいいわけでホテルだからこそ、家族で一緒に‥と思うのですがリゾートホテルではないので、街中の一流といわれるホテルのレストランはNGが多い。しかし、7月に旅行した時にその謎が解けたわけです。同じレストランで食事をしていた3世代家族。居酒屋コーナーではなく、リゾートホテルのレストランです。そこのお嬢ちゃま達の走り回ること(10歳から2歳くらいまでが4名ほど)。周りで食事をしているテーブルの横を走り抜ける、何往復もレストランと外を行ったり来たり、スリッパをパタパタとさせて嬉しそうです。普段なら嬉しそうなお子ちゃまはいいんですよ。スーパーなんかで自分の子供を怒鳴り散らしている親よりも健全かも‥って思うし。公園とか広い場所で、埃がたってもいいところではヨシって事ででもそこは、公園でも野っぱらでもなくレストランだったんですよ。大人が4人も5人もいて、誰も子供達に目配りしないのも腹が立ちましたし、(大人スリッパだとこけやすいです、女の子達なんで、こけてテーブルの角で額でも割ったときには誰が責任とるんですか)走り回る子供に注意しないのもイラッとしていました。それに、それの何が悪いといわんばかりの態度。あげくの果てには、お泊まりだから、好きなだけ飲みましょうよと家族をあおる姑さん。あんた、あたしがお嫁ちゃんなら、姑に意見しますよ、そこは飲み屋とちゃいますし(別にバーやスナックコーナーがあります)、食事する処で酒盛りはやめましょうと。お泊まりだからこそ部屋飲みも出来るし、その方が楽やろうと‥で、家人と考えたんです。こういう子供ちゃんは、きっと普段はレストランに連れてきて貰ってないか、騒いでもいいお店にしか行ったことがないんだろう‥と。お店の空気や客層を読めない大人も不憫ですが、これは自業自得です。でも、子供は教育されるべきです。経験だけがモノをいう処では、付け焼き刃ではマナーが身に付きません。ホテルのレストランで学べるのは、食事につかう食器類の順番だけではありません。たとえばトイレトレーニング。余り租借せずに飲み込んだりすると、水を沢山飲まなければなりません。会話をしないのも同じ事。ちゃんと味わって食事を楽しむ事を覚えれば水のがぶ飲みはなくなります。子供は膀胱が小さく、水を沢山飲むとすぐにトイレに行きたくなるのですが、無駄ながぶ飲みを防いで、水分は食事から摂る事を教えるのも大事です。我慢する事で膀胱も鍛えられるのです。食事中にトイレに行かないというルールは自然と守られます。洋服も、これは余所行きで汚しちゃいけないと思うと(特に女の子は)丁寧に食事をするようになります。食べたことのない食材は勿論、家で食べられなかった食材も調理法や盛りつけで、食べられるようになる事もあります。好きだったドラマ「おせん」で金持ちのボンが何にでも、ケチャップをかけて食べるというシーンがありました。子供の味覚を育てるのは親です。「食育」などという大げさな事ではなく、食べるという事が楽しくなるようにしてあげるといいのではないでしょうか。ホテルのレストランでは、味覚だけではなく視覚、嗅覚、聴覚など家庭では難しい処までを楽しめる素敵な場所だと思います。そんな訳で、姪ちゃん達には良いモノを良い場所で食べさせないといけません。幸いウェスティンは子供はOKなので、ホテルレストランでの食事の場合は使う頻度が高くなる訳です。テーブルには案内されるまで待つ。走らない。イスは薦められてから。手は(テーブルの上のモノはさわらずに)膝の上。みんなのお皿が揃ってから食べ始めるなどなど。今回は鉄板焼きにしました。コースのお料理は前菜、お野菜のグリル、魚介、お肉、ご飯、最後にデザートチビ姪ちゃんは、お肉だけをオーダー。お子さまランチなんて緩いことにせずに、みんなと同じものをオーダー出来るのは良いですね。チビ用のエプロンも用意してくれて、満足そうです。鉄板焼きのコースは目の前で焼かれてサーブされるので、待っている間も退屈しないので子供同伴にはいいかも知れません。で、時々、失敗します。レストランで席に座ってしばらくして、「あれ?今日はアワアワ(シャンペン)ないの?」予算というものがあることをいつ教えるべきか‥と悩むこのごろです。イメージ死守の為、ローランペリエを飲みました。